マビノギに関する雑多な調査資料

オンラインRPG『マビノギ』のゲーム内システムについて、わたしが調べた資料を置くページです。ゲームでの演奏活動とすこしばかり関連のある事柄のみを取り上げていて、いわゆる「攻略記事」とは異なります。マビノギのプレイヤーでないとわかりにくい文章や単語も含みます。なお、演奏コンテンツ、MMLのしくみなどに関しては、別のページを用意する予定です。

このページで扱っている『マビノギ』のゲーム画像やゲーム内データの知的財産権は、株式会社ネクソンおよび韓国NEXON社に帰属します。© NEXON Korea Corporation and NEXON Co., Ltd.

インタラクションのモーション一覧

パートナーにインタラクションを適用する場合に使うことができるモーションを、一覧にしました。長い表になるので、このページに直接書かず、PDFファイルにしました。

パートナーのインタラクションモーション一覧.pdf[PDF]

「パートナーインタラクションモーション一覧.pdf」は、ゲーム内での演奏会や演劇やスクリーンショット撮影などで、パートナーを用いた演出をする際、モーションを絞り込んだり試したりするときのガイドとしてまとめたものです。

インタラクションファイルを直接編集する際に使う数値や、モーションの長さ、効果音などの有無を調べ上げました。演出用途においては、そのモーションがずっと続くかどうか、充分な長さかどうか、という点がけっこう重要になると思います。パートナーを「休憩」させておくと、持続するモーションなら、いつまでもそのモーションを保ちます。(「休憩」させないと、勝手にうろうろ歩いてモーションが中断してしまいます。)

動き方やポーズ自体をすべて一覧化するのは困難なので、それはゲーム内で確認してください。インタラクションメーカーでプレビューができます。

調査に用いたパートナーの種類は、交易パートナー、ラグリンネ、ウィリアムです。ほかのパートナーの種類では、挙動が異なる可能性もあり得ます。2021年1月16日版です。

マビノギのインタラクションと歌詞出しのページにくわしい解説を書きましたので、そちらも参照してください。この項に記述していた内容の一部も、そちらのページに移動して組み入れました。

温泉ザルからもらえるアイテムの統計

2016年7月27日のアップデートで、「ダンジョン通行証の改変」に関連して、温泉ザルからのプレゼントについても調整がはいったので、どう変わったのかを調べたことがありました。「[ウルラダンジョン改変後]大食い温泉ザルからもらえるもの調査」として、2016年8月11日にツイッターで調査内容を発表しました。

そのあとも、断続的に調査を続けていました。その後の調査も反映させた「改訂版」のPDFファイルをここで公開します。

大食い温泉ザルからもらえるもの調査_改訂版.pdf[PDF]

考察

マビノギで演奏活動をしている者として、また、演奏家界隈の裾野が拡がることを願う者として、気になるところは、スキルブック「作者未詳の歌 -下-」の入手率(だけ)です。2016年の調査では、1%くらいで出るものと推定できました。(2016年時点の調査資料の画像も、参考までに置いておきます)

それ以降も時々、サルに料理を与えてみましたけれど、各アイテムの抽籤の割合に目立った変化は見られず、「作者未詳の歌 -下-」もだいたい1%で出ていました。ところが、2020年になってから再び調べてみると、1%にしてはずいぶん出やすくなっているという感じがあって、多めにデータを取ってみたところ、2%以上、という統計結果になりました。

「作者未詳の歌 -下-」について、改訂版の表に記載しているデータをここに改めて書き出してみると、2016年から2018年の期間での調査では「1907皿与えて22冊入手」、2020年の調査では「1500皿与えて33冊入手」です。ほかのアイテムはともかくも、このアイテムについては確率がかなり違っている気がします。データをもっと集めれば、そのぶん確率の推定が正確になるわけですけれど、さすがにもうこれ以上調査はしません。この統計データの数も決して少なくはないと思います。

2020年になるまでにこっそり確率に調整がはいって、約1%から約2%に変わっていた、という可能性を考えたのですけれど、こんなコンテンツにまでまめな調整を入れるような運営・開発陣ではなさそう、というのがプレイヤーとしての印象です。

なお、2020年の調査も断続的なもので、いくつかのアップデートを挟んでいるので、途中で確率が上がったり下がったりしている可能性は否定しきれません。(参考までに、2020年のサンプルから12月16日のアップデート後のぶんだけをぬき出すと、「作者未詳の歌 -下-」が出たのは、500回中7回、1.4%でした。)特定の日だけ大量に出た、ということはありません。

確率がずっと変わっていないとするならば、「作者未詳の歌 -下-」の抽籤確率は1.6%前後だろう、と考えられます。2016年のときに推定した1%というのは、ちょっと低めだったかもしれません。

いずれにしても、もし「作者未詳の歌 -下-」の入手難易度について尋ねられたら、「えびチャーハンか野菜スープを100皿準備すれば、もらえる見込みは充分高い」と答えてよいでしょう。


ちょっと詳しく、考えの過程を書いてみます。数学にくわしいかたは読み飛ばしてください。

まず前提として、〈大食い温泉ザルにえびチャーハンか野菜スープを1皿与え、「作者未詳の歌 -下-」がもらえるか否かを調べる〉という試行を、〈いんちきをせずにサイコロを1回振って、1の目が出るか否かを調べる〉という試行と同じようなものとみなします。つまり、前後の結果に左右されず、毎回つねに同じ確率で判定されるものとして考えます。

この場合、試行をくりかえして「作者未詳の歌 -下-」が何冊出るかという確率の分布は、二項分布というものになります。N回の試行で確率Pの事象がX回以上(以下)起こる確率を手軽に計算できるサイトがあるので、リンクを張っておきます。

計算結果から、以下のように考えられます。

  1. 確率2%の事象が、1907回中22回以下の発生にとどまることはめったにない。だから、2018年以前も2%かそれ以上の確率設定だった、ということは考えにくい。
  2. 確率1%の事象が、1500回中33回以上起きることもめったにない。だから、2020年時点でも1%かそれ以下の確率設定だ、とは考えにくい。
  3. 1.5%から1.7%ぐらいの確率だとすれば、「1907回中22回以下」も「1500回中33回以上」も、まれではあるけれどあり得ないことではない。
  4. 統計を見るかぎりは、確率が上がった、と考えるほうが自然だけれど、「以前からずっと変わらず確率は1.6%前後」という仮説も否定できない。

ただし、前提の部分が正しくない、ということも考えられます。プログラムにおけるサイコロとは「乱数」です。乱数の性質によっては、「癖」が強く出るものもあります。「毎回ランダムで結果が変わる」ようにしか見えないことでも、誰も気づかないような規則性がないとはいいきれません。特定の条件で確率がわずかに増減する仕様になっている可能性さえあります。ただ、そんなことをいいだしたら、ゲーム内の確率はすべて信用できないことになりますし、そこまで深く掘り下げる必要もなければ手がかりもないので、ひとまず「完全にランダム」だとみなしておきます。

ちなみに、1冊出るまでに何回くらい試行すればいいのか、ということについては、1回目に出る確率が1.6%、1回目に出なくて2回目に出る確率が(0.984×0.016で)約1.57%……というのを次々に足していけば見当がつけられます。この確率をずらりと並べていくと、幾何分布というものになります。たとえば、1.6%の事象が起こるまで試行を繰り返すとすれば、50回までのうちに起こる確率は約55%、100回までのうちに起こる確率は約80%、ということになります。前出のリンク先のサイトにも、幾何分布を使った計算ができるページがあります。

大きいフォントの奇妙な仕様

2020年9月16日のアップデートで、フォントサイズの設定が追加され、チャット吹き出しやメッセージログの文字の大きさが、11ポイントから20ポイントの範囲で変えられるようになりました。とはいえ実際は、従来のビットマップフォント(ドットで字形が表現されたフォント)のまま大きくできるのではなく、フォントが切り替わる形での実装になっています。11ポイントは従来のビットマップのフォント、12ポイント以上は太いゴシック体のアウトラインフォント(以下「大きいフォント」)です。

フォントそのものが切り替わるので、従来のフォントと大きいフォントとで、字形や幅がかなり異なるものがあります。大きいフォントは、おなじ全角でも、かな文字・漢字類と英数字・記号類とで、基本となる幅が異なるようです。

従来のフォントに比べて、奇妙な点がいくつか見つかっているので、まとめてみました。こういったことをこんなに掘り下げるのは、マビノギのチャットと歌詞出しマビノギのインタラクションと歌詞出しのページで扱っている内容にも深く関わりがあるからです。

大きいフォントで表示されないチャットの文字

「二〇二一年になりましたので そろそろ〆ます」というチャットの文字は、フォントサイズ11ではそのまま表示される。フォントサイズ20では一部の文字が、バツ印のはいった四角になり、「二□二一年になりましたので そろそろ□ます」というふうに表示される。
画像2:おなじチャットを、フォントサイズ11(左)と20(右)とで見比べた画像

大きいフォントのほうだけ表示されない文字がある、という不備があります。そういう文字は、バツ印のはいった四角、いわゆる豆腐文字で表示されます。2020年10月21日のアップデートで、半角カナの表示の不備については改善されました。

演奏会などのプレイヤーイベントで、大勢のひとへチャットを打つことがあるし、歌詞を出すこともあるので、伝えるべき内容が豆腐文字になっていたら困るわけです。「相手がどんなフォントサイズの設定にしていても、おなじ情報が届けられる」のが大前提です。だから「使うべきでない文字」を前もってすべて洗い出しておくことで、そういう懸念がなくなるので、調べてみました。

大きいフォントにのみ用意されていない文字一覧

2020年10月21日メンテナンス後の時点での調査です。2022年1月20日の時点でも、以下の文字が表示されないことを確認済み)

全角記号類
㍉㌔㌢㍍㌘㌧㌃㌶㍑㍗㌍㌦㌣㌫㍊㌻㏍㊤㊦㊧㊨㈲㍾㍽㍼㍻〝⊿¦
しめ、漢数字ゼロ
〆〇
一部の漢字
﨎﨏塚﨑晴﨓﨔凞猪益礼神祥福靖精羽﨟蘒﨡諸﨣﨤逸都﨧﨨﨩飯飼館鶴

「一部の漢字」は、ユニコードの符号位置でいうとU+FA0EからU+FA2Dまでの文字に相当します。

JIS第1水準・第2水準の漢字は(チャット禁止文字の2字を除いて)すべて問題ありません。ふつうのチャットをする際には「〆」「〇」の使用にだけ注意すればいい、というのがまとめになります。この2文字以外はいずれも機種依存文字ですし、それらの文字をマビのチャットで用いるシーンはほとんどないでしょう。

1文字の「ミリ」と1文字の「平成」については、従来のフォントのほうでも表示されずに、全角空白になることも確認しています。たしか10月のアップデート以前は、従来のフォントでふつうに表示されていたと思うのですけれど、その証拠は手許に残っていません。もともと未対応の文字ならば「?」に替わるので、全角空白になる、という点がどうも不具合の表れのように思えます。


インタラクションや、合奏パーティリーダーのシャウト(冒頭に「/p」を入れてパーティチャット)を用いると、任意の文字列をテロップ表示させることができます。これで調べてみると、テロップで出る文字のほうは豆腐文字にはなりませんし、1文字の「ミリ」と1文字の「平成」もちゃんと表示されるのを(2021年4月1日に)確認しました。

テロップの文字と大きいフォント、両者には英数字にあきらかな字形の違いがありますけれど、かな文字や漢字類はほとんど同じに見えます。テロップの文字では表示され、大きいフォントのほうでは豆腐文字になるというのは、フォントが別々なのかどうか、なにかべつの原因があるのか、真相はわかりません。

行の高さも等幅ではない

インタラクションでチャットを出す場合、「1行空き」を表現する方法として、「改行のみの空行」も「空白文字のみの行」も使えますけれど、大きいフォントでは、これらには少し違いがあります。

画像4:空白行を含む吹き出し、全角空白のみの行を含む吹き出しの比較

画像4で、2匹のペットがしゃべっている文字列は、一見おなじように見えますけれど、左は「改行のみの空行」を含み、右は「全角空白文字のみの行」を含みます。いい替えると、左の吹き出しは「あいうえおかきく〈改行〉〈改行〉けこ……」という文字列で、右のほうは「あいうえおかきく〈改行〉〈全角空白文字〉〈改行〉けこ……」という文字列です。

フォントサイズ11の場合は、両者の見た目に差がありません。ところが、サイズを大きくすると、このように「改行のみの空行」のほうが行間が狭くなります。

半角空白文字のみの行も、改行のみの空行と同様です。ただし、大量に並べた場合は別です(後述)。

もうすこしくわしく調べてみると、フォントサイズが大きくなるほど、空行の高さが相対的に縮むことが確認できました。

画像5:行間と吹き出しの比較・フォントサイズ12
画像6:行間と吹き出しの比較・フォントサイズ20

画像5・画像6は、サイズ12ポイント・20ポイントで、それぞれ「空行」「半角空白のみを多数入れた行」「ひらがなのみの行」「英数字のみの行」を5行入れて、どのように高さが異なるかを比べたものです。半角空白のみを多数、というのは、この例では試しに57字並べました。吹き出しの最大の横幅を超える長さです。

フォントサイズ12のときは、「ひらがな」だけが低くなっています。

フォントサイズ20のときは、「空行」と「半角空白多数」はおなじで、「ひらがな」よりも低くなっています。「英数字」がいちばん行が高くなっています。「空行」は、なぜか吹き出しの底に余白が拡がっています。「ひらがな」もすこしだけ余白ができています。

なお、ひらがなとカタカナと漢字は、行の高さがおなじです。全角空白や記号類と英数字は、行の高さがおなじです。(記号類といっても、たとえば中黒「・」は、ひらがななどとおなじ高さです。網羅的な調査はしていません。)

空行が狭くなること自体はいいとして、歌詞出しなどの際に気になるのは、詰められたぶん、吹き出しの下に余白ができることです。あくまで見た目の上でひっかかるだけで、実害はないのですけれど。

吹き出しの下の余白から推測すると、「英数字記号」の行の高さが本来なのでしょうか。日本語の歌詞やセリフをふつうに並べると、どうしても余白が生まれてしまいます。全角空白文字を挟めば、英数字記号と同等の行の高さになるので、可能なかぎりすべての行に全角空白文字(または英数字記号)を入れる、というのが対策になります。

折り返し判定が前後のチャットの長さによって変わる

半角空白文字25個に続けて「あ」1文字を入れたチャットを、20ポイントのフォントサイズで出すと、行の右端に「あ」が表示されます(画像7の左)。

画像7:折り返されたり折り返されなかったりする現象

ところが、2行以上にまたがるチャットを出しているときに、その文字列をチャットすると、なぜか「あ」が折り返されて左端に行きます(画像7の中央)。そのあと、短い文字列「い」と「う」をチャットして、2行以上のチャットを吹き出しから追いやると、折り返されていた「あ」が1行目右端に戻ります(画像7の右)。

ほかのフォントサイズでも起きる場合があります(11ポイントでは起きません)。全角空白文字を混ぜれば回避できますし、そもそも、頭に半角空白文字をそんなに並べなければいいので、ふつうは問題にならないとは思います。

環境設定の適用範囲

画像8:環境設定ウィンドウ

環境設定ウィンドウには、マビノギID単位で適用される項目と、キャラクター単位で適用される項目とが混在しています。

普段あまり戦闘をせず、演奏会通いを軸にしたプレイスタイルであっても、環境設定は重要だと思いますから、本稿で取り上げます。「このキャラは楽器演奏反復を切っていたはずなのになあ、そういえばきのう別キャラで反復オンにしたけれど、こっちにも反映されていたのか!」というような、キャラ間の設定の違いに気づかずに起こるハプニングは避けたいところです。この項の内容は、持ちキャラの環境設定を見直し・整備した過程でわかったこと、思ったことです(2021年9月下旬)

すべての項目をオンにしたりオフにしたりして調べてみたところ、以下のような仕様になっていました。

プレイ環境ごとに適用・ID不問
システム > 画面 > 画面モード
キャラクターごとに適用
システム > 画面 > インターフェースカラー(色・透明)
システム > サウンド > サウンドエフェクトボリューム
システム > サウンド > 背景音ボリューム
システム > サウンド > 演奏ボリューム
ゲーム > その他 > PVP許可(子項目含む)
ゲーム > その他 > 自分の装備を他の人に公開する
ゲーム > その他 > 自分のジャーナルを他の人に公開する
ゲーム > その他 > 呼び出したキャラクターが自動でフィニッシュ
ゲーム > その他 > 変身映像省略
ゲーム > その他 > パーティーメンバーと音楽バフ効果共有
ゲーム > その他 > ギルド加入勧誘自動拒否
未確認
システム > 画面 > ビデオカード(おそらく、プレイ環境ごとに適用。わたしの環境では調査できず。)
マビノギIDごとに適用
上記以外のすべての項目

プレイ環境ごとに適用のもの以外は、別の機器でログインしても設定が反映されています。設定内容は、おそらくサーバーに保存されているのでしょう。

1キャラのみで遊んでいるひとは別として、環境設定をころころ変えるのは避けたほうが無難でしょう。一時的に変える必要があるなら、ログアウト前に戻しておく、ということを意識づけるほうがいいのかもしれません。

ショートカットキーでも、一部の環境設定が変更できます。「自動戦闘/手動戦闘」「視野範囲(遠く)」「視野範囲(普通)」「光源効果ON/OFF」「キャラクター簡易表示オプション」が該当します。キーでこれらの設定を切り替えた場合は、一時的な変更という扱いになります。別マビノギIDのキャラセレクト画面に行ったり、ゲーム本体を終了させたりすると、その切り替えが無効になります。たとえば、光源効果をキーでオフにしたはずなのに、ログインのたびにオンに戻ってしまう、という場合は、キーではなくて環境設定ウィンドウのほうで設定をオフにすれば解決します。

キー操作で切り替えられて、環境設定に含めても不自然ではない機能のうち、「自動視点/手動視点」は、「プレイ環境ごとに適用・ID不問」に相当します。「パーティ募集ウィンドウ表示/非表示」「キャラクター名表示/非表示」は、ログアウト・チャンネル移動の際に、「非表示」設定が解除されます。

「ゲーム > チャット」タブ内の「ブラックリストの設定」は、指定キャラの発言を、チャットログに表示させないようにするものです。吹き出しは表示されます。ただし、お絵描きチャットは表示されません。これもマビノギIDに紐づいている設定で、同ID内の異なるサーバーのキャラにもリストが反映されます。ブラックリストに登録したキャラ名は、所属サーバーを区別しません。だから、キャラ名がたまたま一致している、まったく別人のチャットをはじいてしまうこともあり得るわけです。

こうしてつぶさに見ていくと、なんともばらばらで直観的にわかりにくい仕様に見えます。

ショートカットキーの割り当ても、マビノギIDごとに適用されます。ただし、注意すべき点があるので、次項でくわしく述べます。

ショートカットキー設定

「ゲーム > その他」に「ショートカットキー設定」ボタンがあり、キーの割り当てを変更できます。ここの設定も、マビノギIDごとに内容が(おそらくサーバー側に)保存されています。

ところが、ゲームを起動してから最初に(キャラクターが)ログインしたときに、「custom.keyboard」ファイルの内容がそのマビノギIDに適用され、以前の設定が上書きされることが多いようです。上書きされないこともあって、その条件については、わかりません。

「custom.keyboard」ファイルは、ショートカットキー設定ウィンドウで「保存」を押したタイミングで更新されます。「ユーザー定義設定」に限らず、「基本設定」「フリーセット」を選んだ場合もおなじです。(「custom.keyboard」ファイルは、ユーザーのドキュメントフォルダ内の『マビノギ』フォルダ内の「設定」フォルダにはいっています。)

(以下、追記・修正あり:2021年9月29日、2021年12月14日)「custom.keyboard」ファイルによるキー設定の上書きは、一時的なもので、(前述の)ショートカットキーによる環境設定の切り替えとおなじく、別マビノギIDのキャラセレクト画面に行ったり、ゲーム本体を終了させたりすると、上書きが解除されます。上書きされている状態で、ショートカットキー設定ウィンドウの「保存」ボタンを押す、または環境設定ウィンドウの「確認」ボタンを押すと、一時的な扱いではなくなります。

複数のプレイ環境で遊んでいる場合、とくに注意すべきでしょう。仮に、メインPC・サブPCの2機があるとして、サブPCに保存されている「custom.keyboard」ファイルが古い場合、メインPCのほうでキー設定を変えたのに、そのあとでサブPCのほうでログインしたら、古い設定になっている、ということが起こるからです。

新しいPCにゲームをインストールしたばかりで、まだ「custom.keyboard」ファイルがないうちは、起動後の最初のログイン時に毎回、キー設定が初期状態になってしまうようです。

「custom.keyboard」ファイルに保存された設定を各マビノギIDに写したい場合は、ログイン後、キー設定の反映を確認した上で「保存」ボタンか「確認」ボタンを押し、上書きを固定していけばいい……のですけれど、何度もゲームを起動しないといけないので、けっこうめんどうです。

そういうわけで、ショートカットキー設定も、一度決めたらあまりころころいじらないほうがよさそうです。一時的にいじりたくなったら、現在の設定が保存されている「custom.keyboard」ファイルをコピーして残しておき、必要に応じて置き換えられるようにすると安全でしょう。設定をどこかにメモしておくだけでもいいと思います。