マビノギの演奏パートナー・ラグリンネ
オンラインRPG『マビノギ』の演奏システムの解説として、パートナーキャラクター「ラグリンネ」についての、演奏家向けの情報を載せています。マビノギMMLガイドの記事のひとつです。
このページで扱っている『マビノギ』のゲーム画像やゲーム内データの知的財産権は、株式会社ネクソンおよび韓国NEXON社に帰属します。© NEXON Korea Corporation and NEXON Co., Ltd.
ラグリンネとは
「サーオィン」イベントという、2016年1月から2月の期間限定イベントで、NPCラグリンネが初登場しました。そのイベント以降たびたび、パートナーキャラクターカードとして期間限定販売されることになります。サイドストーリー仕立てのイベントは一度も再演されていないので、とくに当時を知らないひとには事情や来歴がわかりにくいところ。本稿の内容とはべつに関係がないので、くわしく書きません(わたしもあまり覚えていない)。
最大の特徴は、一部のセリフが「ボイスつき」なこと、ではなくて、演奏関係のスキルを持っていることです。楽譜を渡して、好きな曲を演奏させることもできます。すこし制約はあるものの、プレイヤーひとりで2人合奏ができるようになります。
ラグリンネを使った演奏の詳細
ラグリンネを使ってこれから演奏したいひと向けに、ラグリンネで何ができるか、どのあたりが不便か、こまかい仕様や注意点をまとめました。
ラグリンネを使ってできる演奏
ラグリンネは、〈ピアノ、ハープ、ドラム、マイク〉以外の楽器を使って楽器演奏ができます。ただし、パートナーに装備させたアイテムはパートナー専用アイテムになります。楽器をたくさん持てるほどインベントリが広くない点に注意が必要です。
ラグリンネ単独での楽器演奏、呼び出し主との2人合奏、呼び出し主が属する合奏パーティでの合奏ができます。ただし、合奏パーティのリーダーが「合唱アクション」を使った場合、ラグリンネは合奏を開始しません。(したがって、呼び出し主とラグリンネでの2人合奏では、両者ともマイクが使えません。)
バフ演奏は、楽譜の内容に関係なく途中でやめてしまうので、ごく短い譜面を除いて完走できません。
幻想のコーラススキルを持っているので、女声幻想のコーラスが鳴らせます。ただし、いま述べたように、幻想のコーラスつきのソロ演奏は、バフスキルではうまくいきません(幻想のコーラスを鳴らしてからタイミングをあわせて楽器演奏する、という手はあります)。幻想のコーラスで出した音のほうは完走します。
エモーション楽器(「愛のホイッスル」など)で演奏させた場合、エモーション楽器特有の効果も発揮されます。
ザブキエルの楽譜集はプレゼントできず、ラグリンネに使わせることができません。
ジャイアント専用のハンドベルは、種族制限があるのでプレゼントできません。通常のハンドベルなら渡せます。
演奏の始めかた
ラグリンネ単独での演奏・バフ・幻想のコーラスは、プレイヤーキャラ同様に、ラグリンネ自身のスキルで行ないます。歌スキルは持っていません。
呼び出し主とラグリンネとの2人合奏であれば、合奏パーティをつくる必要はありません。ラグリンネに楽器(と楽譜)を装備させている状態で、呼び出し主が合奏アクションを使用するだけです。
呼び出し主のほかにも合奏パーティメンバーがいて、自身がリーダーではない場合も、自身が合奏(合唱)アクションで待機するだけです。
ラグリンネ自身の合奏アクションは単独で使えず、常に呼び出し主の合奏開始とともに起動するので、スキルスロットにセットする必要はありません。
ラグリンネが楽器を(オモテ側の武器セットに)装備していない場合、ソロでの楽器演奏やバフスキルなら、ウラに楽器を持っていれば自動でオモテに持ち替えて演奏を始めます。合奏の際は、自動の持ち替えをせず、ラグリンネ抜きで合奏が開始されます。当然、壊れた楽器では、ラグリンネは演奏ができません。
生命力ゼロで行動不能になっているラグリンネが演奏できないのは、いうまでもありません。
ラグリンネが演奏している最中に呼び出し主が別の合奏を開始すると、ラグリンネも演奏をすぐさま再開します。このとき、演奏開始のタイミングがずれるかどうかは、さほど心配しなくてよさそうですけれど、ずれないとはいいきれません。
合奏パーティウィンドウには、ラグリンネに関する情報が表示されません。装備している楽器と楽譜の確認は、インベントリを見るしかありません。
演奏中について
演奏・合奏中のラグリンネの呼び出しを解除すると、ラグリンネの演奏内容がその時点で途切れます(幻想のコーラス除く幻想のコーラスの場合は例外あり:以下の箇条書きを参照)。
そのほか、ラグリンネの演奏(合奏ふくむ)を中断させてしまう操作や行動の例を次に挙げます。プレイヤーキャラと異なる仕様がいくつかあるので、操作ミスに注意したいところです。
- 演奏中であっても、ラグリンネはほかのスキルやアクションの起動を受けつける。ほかのスキルやアクションをすれば当然、演奏が止まってしまう。
- ラグリンネを右クリックして出るメニューで「状態を見る」を実行すると、ラグリンネは演奏を止める。(演奏に限らず、休憩など各種スキルも中断して、呼び出し主のもとに駆け寄る。)
- 一部の命令語(「とまれ!」「おいで!」など)にも、ラグリンネは反応して演奏を止める。(演奏中のチャット(歌詞出しなど)の内容にも注意。)
- 呼び出し主が休憩スキルを使うと、同時にラグリンネも演奏を止めて休憩する。(オルゴールの使用も休憩スキル扱い。)
- 呼び出し主が、演奏中のラグリンネから遠く離れると、演奏を止めて呼び出し主のほうへ駆け寄る。(ラグリンネに休憩をさせて、大きく距離をとってから、休憩解除してすぐ合奏をすることはできるけれど、この場合ラグリンネは途中で演奏をやめてしまう。)演奏音量が小さくならない範囲の距離であれば心配はない。
- ラグリンネに幻想のコーラスをさせてから、呼び出しを解除したときは、(呼び出し主のパーティの)集中鑑賞モードを有効にしているかどうかで聞こえかたが変わります。オフなら、幻想のコーラスが引き続き最後まで聞こえます。一方、呼び出し解除後にオンにした(呼び出し解除時点でオンになっている)なら、その時点で幻想のコーラスが途切れて、以後の演奏内容が再生されません(そのあとオフに切り替えたとしても)。
一方、次のような操作や行動は、ラグリンネの演奏の妨げになりません。
- 合奏中に呼び出し主やほかの合奏メンバーが演奏を止めても、ラグリンネは演奏を止めない。
- ラグリンネが演奏しているときにも、演奏中の楽譜・楽器を破棄できる。演奏はそのまま進む。(破棄した楽器は、外見のほうも消える。演奏モーションは、呼び出し主自身の画面では維持される。ほかのプレイヤーからどう見えるかは不明。)
- 右クリックメニューの場合と違って、ショートカットキーで「状態を見る」のウィンドウを開いても、ラグリンネは演奏を止めない。
ほか、前述したように、ラグリンネのバフ演奏は、楽譜の内容に関係なく時間が経つと勝手に止まります。吹き出しが出たり歩いたりするタイミングでキャンセルされるような感じです。
演奏を含め、スキル使用中のパートナーに会話はできないので、誤ってクリックして会話で演奏を止めてしまう、という心配はありません。
演奏成功率
MusicQ改変以降、合奏の成功率(音を外さず演奏する確率)が上方修正されていますけれど、ラグリンネには反映されていません。(マビノギの演奏システム七不思議のページでも紹介しています。)
ラグリンネの楽器演奏スキルのランクは、レベルとともに上がります。初期状態ではCランクです。9ランク程度ならレベル10で到達できるので、さほど苦労しませんけれど、1ランクにする為にはレベルを100まで上げないといけないらしく、戦闘をあまりしないプレイヤーにとっては気が遠くなる難しさです。スキルランクがあまり上げられない場合、演奏成功率の低さをなんとかしたくなるところです。
「ハメルンのチューナー(パートナー用)」というアクセサリがあります。これをプレゼントして装備させれば、楽器演奏と合奏時に100パーセント音を外さず演奏できます。プレイヤーキャラ用の「ハメルンのチューナー」はプレゼントできません。
チューナーはどちらも、ランダムボックスで供給されるアイテムです。昨今、「ハメルンのチューナー(パートナー用)」は事実上、ランダムボックスのハズレ扱いであり、安価に取引されることが多くなっているようです。パートナーキャラを持っているようなプレイヤーなら、パートナー用のチューナーを手に入れることもさほど難しくないでしょうから、(ラグリンネに渡すなら習作楽譜が最善だとかなんとか古臭い話は抜きで、)チューナーを常につけておけばよい、レベル上げはべつに必須ではない、と結論づけておきます。
演奏終了時
呼び出し主の環境設定の「楽器演奏反復」は、ラグリンネの演奏にも適用されます。
位置取りの作法
ほかの同行キャラとおなじように、ラグリンネはときどき数歩動くので、演奏会などで弾くときや撮影目的などで位置を固定したい場合、コツが要ります。
画像2-1は、マビノギのインタラクションと歌詞出しのページに載せている画像です。なんとなく位置取りのイメージは伝わるでしょうか(画像に即しての詳しい話は、同ページ内「位置取り」を参照)。
ラグリンネを配置したい位置から呼びかけて誘導します。(「おいで!」「もどれ!」命令と同等の)「同行キャラクターを呼ぶ」のショートカットキーを設定しておくと便利です。ややおおげさに数歩動かすようにすると、向きが制御しやすいはずです。
配置場所にラグリンネを誘導したら、命令語「とまれ!」(「stop!」なども同効果)を使うか、ウィンドミルをさせておきます。(カウンターアタックなどだと、途中で勝手にスキルキャンセルしてしまいます。)「とまれ!」と同効果のショートカットキーはありません。休憩の状態からは合奏に移行してくれません。逆に、インタラクションで遊ぶ場合は(画像のように)休憩を使うのが最適です。
とまれ状態やウィンドミル待機状態のまま、一緒に合奏を始められます。ウィンドミルでのやりかただと、スキルキャンセルの処理が挟まるぶんの遅延がないかどうかが、個人的に気になってしまうのですけれど、2023年現在のところ、遅延なくぴったりタイミングが合うようです。ただし、常にずれないとはいいきれません。
呼び出し主と距離が数歩以内なら、休憩状態からでもソロの楽器演奏やバフをさせることもできます。ただし、とまれ状態のときも休憩のときも、呼び出し主とラグリンネとの距離がやや遠いと、演奏せずに駆け寄ってくるだけになります。そういう点では、ウィンドミルのほうが便利なのかもしれません。
直線距離が近くても、呼び出し主とラグリンネとの間に壁や通行不可の段差などが挟まっている場合も、演奏やスキル使用をやめて呼び出し主のそばに移動してきます。その為、たとえばイメンマハ公演場の舞台の外側にラグリンネを配置したまま、呼び出し主が舞台上で演奏する、ということがほぼできません。
とまれ状態やウィンドミル待機状態を維持できる距離は、ウィンドミルのほうが、とまれ状態の2倍くらい長い、というのを画像2-2で示しました。
これらのことは、ラグリンネに限らず、ペット、パートナー全般に当てはまります。
2017年につくった画像なので、当時の定期演奏会で使われなくなっていたイメンマハ公演場ではなく、イメンマハ聖堂横で測った画像になっています。
ちなみに補足ですけれど、とまれ状態は、装備を入れ替えたり食べ物をあげたりしても維持されます。
大人数合奏でラグリンネを加えると
(2024年2月14日:加筆修正)
合奏パーティは最大16人までですけれど、ラグリンネを含めれば、17人以上での合奏ができそうです。現に、16人にラグリンネ2人を加えた18人合奏で、すべての音が(合奏リーダーの環境では)欠けずにちゃんと鳴っていることを、2024年2月時点で確認しました。
ただし、少なくとも64bit改変より昔は、16人ぶんまでのパートの音しか同時に再生されませんでした。音が鳴らないパートがどれになるかはランダムで、各プレイヤーによって異なりました。幻想のコーラス1本も1人換算でした。
ちょっと奇妙な挙動
ピアノ、ハープ、ドラムを使って演奏中、その楽器をペットやパートナーのインベントリに移すと、身動きがとれなくなってしまいます。マビノギの演奏システム七不思議のページ内「設置型楽器で演奏中、同行キャラのインベントリにその楽器を移すと動けなくなる」の記事も参照してください。
ラグリンネにチェロを弾かせると、奇妙な見た目になります。これについてもマビノギの演奏システム七不思議のページに「ラグリンネにチェロを演奏させると、ラグリンネが地面に埋もれる」の記事で取り上げています。
ラグリンネに楽器をプレゼントするとき、設置型楽器のうち、ピアノがアイテム選択一覧から除外されているのに対して、なぜかハープやドラムは出てきます。もちろん、プレゼントには失敗します。
インベントリ
ラグリンネにプレゼントした楽器や楽譜や衣類は専用化され、インベントリに空きがないと装備が外せません。インベントリサイズは横が6、縦が10マスで、拡張する手段もいまのところないようです。楽器や楽譜の入れ替えの際、パズルのような操作を余儀なくされます。インベントリの管理がとにかくたいへんだという点は強調しておきます。縦横あわせて8マスを占める楽器もあるのでなおさらです。これはもう、しかたないと割り切って運用していくしかありません。
その他あれこれ
- キャラ作成後の初期状態でリラを持っている。ふつうのリラと違って修理費がほとんどかからない(販売時期によって仕様が変わっていなければ)。
- 環境設定の「演奏オプション」において、ラグリンネの演奏は、呼び出し主にとって「自分の演奏」に含まれる。
- 呼び出し主のアンコールスキルの効果は、ラグリンネには適用されない。(ラグリンネの幻想のコーラスが連発しづらい点に注意。)ラグリンネ自身が、プレイヤーキャラとおなじく低確率でアンコールスキルを覚えることがあるらしい。
- ラグリンネが装備している楽譜の残り使用回数が0になると、プレイヤーキャラとおなじくランダム演奏になる。
ラグリンネとの付き合いかた
はじめてラグリンネをつくるときなど、前もってパートナーの機能を知っておきたいとき向けの雑多なガイドです。パートナー全般に当てはまる内容も多く含みます。戦闘に関する話はわたしの専門外です。すでにパートナーキャラの扱いに慣れているかたは、この節は飛ばし読みしてください。
キャラメイク
キャラ作成時、顔のパーツや体型が決められます。顔のパーツについてはプレイヤーキャラとおなじ要領で設定できますし、あとからでも(ポンを支払うなどして)変更できますから問題ないとして、体型は慎重に決めるほうがいいと思います。プレイヤーキャラの肉づきについてのパラメータがゲーム内で可視化されていないのに、いきなり身長がいくら体重がいくらと訊かれても、決める基準、比較対象がなくてとまどうところです。プレビューは出るのですけれど。
既定値の設定だとやや大柄な印象があります。もともとのNPCラグリンネのイメージに準じたキャラにするのならそれでいいのですけれど、いちおう参考として(なんの参考になるのかよくわからないけれど)わたしの持っているラグリンネの設定を載せておきます(画像3-1)。マリーサーバーのシラベルが演奏会でしょっちゅう召喚している「ソファミン」の体型です。ルエリとタルラークで持っている同名のパートナーも、外見を揃える為にだいたい同様の設定にしたはず。(ソファミンの実際の見た目については、このページふくめて画像がいくつかあるのでそれらをてきとうに参照してください。)
身長140センチ、体重50キログラム、上半身は左(やせ)側に振り切り、下半身は左から3分の1くらい右に。
人間・エルフの12歳とだいたいおなじくらいの小柄な身長です。ついでにいうと、150センチが人間・エルフの14歳に近いようです。(ということは、130センチが10歳、160センチが16歳、170センチが「体型変化ポーション18」使用時の背丈に近いと推測できます。調べたわけではありません。)
好感度、ストレス
パートナーは「好感度」「ストレス」という固有の数値を持ちます。呼び出し主のキャラごとに記録されています。「状態を見る」メニューで数値が確認できます。
好感度が高いと、採集ボーナスがついたり、プレゼントをくれやすくなったり、修理の成功率が上がったり、一緒にできるアクションが増えたり、セリフの内容が変わったりします。
ストレスは、おもに採集を手伝わせたときに減ります。
ストレスが100以上たまっていると、吹き出しのセリフが出るたびに好感度がマイナスされていきます。逆にいうと、ストレスが100に満たないなら、デメリットはとくにありません。
ストレスを解消させたい場合は、会話時のメニュー「プレゼント」で50減りますし、あるいは、食べ物やポーションを「Give」で食べさせた際にも10減ります(満腹になった場合は減りません)。「Give」は回数制限なし。また、召喚中は10秒につき1のペースでストレスが減ります。ほか、パートナークエストや給料など、いくつかの手段がありますけれど、プレゼントと「Give」で普段は充分でしょう。
また、満腹度が55パーセント以下になると吹き出しのセリフで空腹を訴えるようになり、その際にも好感度がじわじわ減ります。ペットと違って、パートナーの満腹度には気を配るほうがいいようです。召喚したままなのを忘れて長時間放置して空腹にさせてしまうと悲惨です。ただし、好感度がいくらであっても演奏自体には関係ありません。
プレゼント、装備の専用化
パートナーに装備させたいアイテムは、会話メニューの「プレゼント」で渡します。
プレゼントできる回数は、パートナーキャラごとにリアル時間1日(0時0分から23時59分まで)に5回までです。5回プレゼントしたら、日付が変わるまで待たないと次のプレゼントができません。
ここが重要なのですけれど、ラグリンネの場合は楽譜もプレゼントで渡すことになります。
軽く1曲弾く程度ならとくに困ることもないですけれど、たとえば「きょうはラグリンネに新しい服装で演奏してもらおう、楽器はこれ、楽譜はこれ……」と思い立ったとすると、楽器と楽譜のプレゼントでまずプレゼント2個、それから服装のプレゼントが3種類までその日に可能、ということになります。逆に、先に服を4つもプレゼントしてしまうと、演奏に必要なものが渡せなくなってしまいます。テストで1回弾いてみて、MMLにミスがあったので書き直してもう一度楽譜スクロールを渡したい、という場面もあるでしょうから、回数には余裕をもたせておきたいところです。そういうわけでわたしなんかは、いざ、というときに弾けなくなることのないよう、プレゼントの残り回数にはけっこう気を遣っています。
ラグリンネは、「人間・女性・10歳」が装備できる衣裳が着られます。両手持ちの武器が装備できないなど、いろいろと制限はあります。もちろん楽器は装備できます(マイクは対象外)。
プレイヤーキャラと同様、武器セットの切り替えができます。
プレゼントする装備を呼び出し主が装備中の場合や、パートナー側のインベントリの空きが足りない場合、密封中の場合、そのほか条件を満たさない場合は「プレゼントに失敗しました」というメッセージが出て渡せません。
プレゼントした装備品は、すぐにパートナーが着用します。パートナーの装備品は専用化され、「パートナー専用解除ポーション」を使って専用化状態を消さない限り、取り出すことができなくなります。または破棄してインベントリから消し去ることならできます。ラグリンネのインベントリの整理をするときは、楽譜と店売り楽器を優先して破棄すればいいでしょう。
プレイヤーキャラと異なり、インベントリ上の装備をクリックするだけで装備し(すでに装備しているものがあるなら、その装備を自動で外す)、装備中のアイテムをクリックするだけで装備を外します。インベントリに空きがないと装備が外せません。
画像3-2のような、ローブや服のフードの着脱(あるいは兜のバイザーの上げ下げ)は、パートナーにプレゼントしたあとに切り替えをする手段がありません。プレゼント時にフードをかぶるかかぶらないかについては、その装備がどちらの状態で最後に脱がれたかによって決まります。フードをかぶせたくない場合は、プレゼントの前に一度プレイヤーキャラが着て、フードを取った状態で装備を脱いでおく必要があります。
フードの着脱状態は、装備品自体に記録されるようです。入手した時点での装備は「フードをかぶった状態」になっていて、プレイヤーキャラが装備後、フードを取ると、その装備が「フードを取った状態」に切り替わります。一度装備を外してから再び装備しても、外す前とおなじ状態になります。ペットに預けようと、競売場に出そうと、変化しません。
さきほども書きましたけれど、パートナーのインベントリは横が6、縦が10マスです。ラグリンネの場合、楽器や楽譜を複数持たせた上で着替えも常備しておくとなると、インベントリが非常に狭苦しくなります。
装備のほか、食べ物もプレゼントできます。好感度アップとストレス解消だけが目的なら、食べ物のプレゼントが手軽です。
プレゼントをおくれと要求することもできます。また、たまに会話時にプレゼントをくれることもあります。もらえるもの含めて、演奏と関連がないので、くわしいことは省略。
販売アイテム
会話して「取引」を選ぶと、パートナーの種類ごとに固有の品揃えでアイテムを買うことができます。ラグリンネの場合は、楽器、楽譜、演奏系のスキル本を取り扱っています。ラフ王城のNPCブリアナとだいたい同等の品揃えです。MMLが書き込めるまっさらな楽譜は左端の1本のみで、ほかはあらかじめMMLが書かれているプリセット楽譜なので間違えないように。
その他
ペットとパートナーを同時に召喚することはできません。
ラグリンネを含め、各パートナーのリアル1日ごとの呼び出し可能時間は180分です。
ペットの場合はペットログインができますけれど、パートナーキャラでのログインはできません。
ペットと異なり、土曜日に加齢はしません。
雑貨の「修理」ができます。楽器や椅子系アイテムも対象です。好感度が高いほど成功率が上がります。
「行動」は、選択肢に応じてプレイヤーキャラとラグリンネがしぐさエモーションをする、ちょっとしたお遊び機能です。各パートナーで共通のものと、ラグリンネに固有のものとがあります。好感度が上がると選択肢も増えます。モーション直後も会話モードが続いているので、演出や撮影用途に活用するには不便ですけれど(他プレイヤーからの見えかたは未確認)、いくつかのモーションは、時間が経っても持続します。召喚を解除しても自キャラのモーションは続きます。ただしパートナー側は、吹き出しをランダムに出すタイミングでモーションが切れてしまいます。「座って遊ぶ」と「ダンス」は、複数のパターンからランダム。
ラグリンネは、もともとイベントに登場したNPCだけあって、会話時に立ち絵が用意されています。キャラメイク時に外見を大きく変えた場合、立ち絵との乖離が気になってしまいます。立ち絵をオフにできる機能をつけるなどの配慮が欲しかったところです。ボイスは効果音扱いなので、環境設定の「サウンドエフェクトボリューム」でオフにできます。
古くなった情報
画像4-1は、2017年7月8日のツイートで公開したものです。
画像内の箇条書きは、本稿の「ラグリンネを使った演奏の詳細」の節に、表現を変えつつおおよそ反映しました。すでに修正された不具合(らしきもの)についての言及は、過去の話なので気にする必要はないのですけれど、この節でいちおう文章にしておきます。
スロット2(つまり2番目の武器セット、補助装備)がオモテになっている状態で呼び出した場合、スロット1とスロット2が他者から見ると逆になる、という現象が昔ありました(おそらくパートナー共通で)。その状態で演奏をすると、他者にはラグリンネの演奏モーションが正しく表示されませんでした。持たせている装備の種類によって、ハーブ採集時のモーションになったり、チェロの椅子の上に立ったり、いくつものパターンがありました。スロット1に一回切り替えれば正常に戻りました。
これの名残なのかどうか、先述した「チェロで演奏すると埋もれる」現象がいまも健在です。