店のお好み焼き

シラベル作詞、小鹿紡作曲「店のお好み焼き」の紹介ページです。

歌詞

おおきな鉄板 見つめてる  みんなもいっしょだ はらぺこだ  上手にひっくり返された  店のお好み焼き  じゅっじゅっじゅ いいにおい  ぱっぱっぱ のりおかか  あっちっち はふはふ  へほはひふう ぺろり  キャベツたっぷり てんこもり  ねぎとちょっぴり えびもある  うちじゃ絶対 つくれない  店のお好み焼き  じゅっじゅっじゅ いいにおい  ぱっぱっぱ のりおかか  あっちっち はふはふ  へほはひふう ぺろり

動画

これは、全日本児童音楽協会(ぜんじおん)による実演動画です。2023年10月14日公開。歌唱が古瀬ゆうきさん、ピアノが小鹿紡さんです。

シラベル(作詞):店のお好み焼き(第2回ぜんじおんTwitter作詞作曲コンテストYouTube特別賞) - YouTube(外部リンク)

「曲のあらまし」の節で説明している「ぜんじおん Twitter 作詞作曲コンテスト」の入賞特典が、動画配信でこのように形に残してもらえる、というものでした。

自分のつくった歌詞が、力量のあるプロのかたに唄われるという経験がなかったので、ただただありがたいことです。

こういう歌詞ですから、折り目正しい声楽スタイルで実演するとなったらどういう解釈でどう演奏されるのかな、なんて思ってそわそわしていました。まじめに唄うような歌ではないですから。そして10月に動画が届いて、観てみたらやはり吹き出してしまいましたけれど、それは作詞者ゆえの照れ笑いも多少あります。自分の書いたものについて、ほかのかたに咀嚼し表現していただいた、というだけでも恐縮の至りなのに、へほーはひふうー、ですからね。なんだかいろいろなことを思ってしまって。

それはさておき、これを聴いて覚えて、日常でどんどん口ずさんでニコニコしてもらえるとうれしいですね。

曲のあらまし

全日本児童音楽協会の主催による、第2回「ぜんじおん Twitter 作詞作曲コンテスト」の作詞部門応募作。このコンテストについては、ツイッターのハッシュタグ「#ぜんじおん」で詳細と応募作すべてが見られます。『子ども向け音楽の作詞、作曲作品』を対象としている企画です。

応募時のツイートに楽譜の画像が載っています(〈課題旋律〉が書かれた楽譜の画像に歌詞を書き込み応募するという方式です)。ツイートへのリンクを載せます。

〈課題旋律〉は、ピアニスト・作曲家の小鹿紡さんの作曲です。

楽譜のメロディのみをもとに(参考音源もあったのですけれど、あえて参考にせずに)作詞するというのは、普段のやりかたと違って新鮮でした。歌詞が乗っかりづらいなあ、このメロディでは無理かなあ、応募あきらめようかなあ、なんていいながら2日間うんうん唸って書き上げました。

前半がおとなしめで後半に弾むメロディなので、その展開どおりに歌詞を設計しようとしました。かんたんそうなことですけれど、いいたいことがいっぱいあると、ついつい盛り込みすぎてメリハリをなくしてしまい、なかなか難しいものです。また、発音そのものに魔術的な心地よさが伴っているのが〈こどものうた〉の要件だと考えているので、その点も最重視しました。

居間の机に新聞紙やチラシが敷かれ、ホットプレートが置かれ、鉄板焼きやお好み焼きができあがるようすをじっと見つめているときの、愉快な待ち遠しさ。湯気とともに揺れるかつおぶし。ちょっと特別な日。そういった昔の気分を思い起こしていました。家よりお好み焼き屋のほうがわくわく感があるでしょうから、歌詞ではお好み焼き屋を舞台にしました。

ここからは内輪な余談ですけれど、マビノギのプレイヤーイベント「エリン音楽ひろば」を一緒に主催している羊野めろさんも誘ってみたら、めろさんも作詞部門でエントリーしてみるという話になりました。仮の歌詞に意見を求められたので、こことここで言葉がぶつかってるとか、ここを4・4で分けずに5・3で分けてリズムを揃えたほうがいいとか、遠慮ぎみに(?)だめ出しをしました。締め切りぎりぎりに応募したあと、自分には作詞の才能はなかったとかなんとかぼやいていためろさんの作品が〈優秀賞〉を獲り、わたしが佳作相当の〈YouTube特別賞〉をいただきました。秋ごろに実演動画が公開されるそうです実演動画も公開されました。

作品データ

曲名表記
店のお好み焼き
曲名かな書き
みせの おこのみやき
作詞
シラベル
作曲
小鹿紡
発表日
2023年5月4日