夏の量産シリーズ

シラベル作曲「夏の量産」シリーズの紹介ページです。

2025年7月から8月にかけて、ソーシャルメディアの「おとすきー」に日刊で投稿した作品群です。

夏の量産#1

2025年7月1日公開。

夏の量産#1.m4a[AAC]

シンセサイザーを手弾きした多重録音。さわやかな曲調でシリーズ開始です。使っているシンセサイザーはかなり古い機種で、しかもボタンが壊れていたりしてぼろぼろなので、初期状態で使える音色をそのまま使っています。以降にも数曲でシンセサイザーが登場します。

夏の量産#2

2025年7月2日公開。

夏の量産#2.m4a[AAC]

アコースティックギターが2トラック。どちらも単音弾きで、かっこつけていうなら対位法による作品。無駄がない点ではシリーズ随一だと思います。

夏の量産#3

2025年7月3日公開。

夏の量産#3.m4a[AAC]

シンセサイザーの手弾きの多重録音。実は「#1」とおなじときに録音しました。1打だけでカランコロンと不思議な尾を引く音色に頼った作品。

夏の量産#4

2025年7月4日公開。

夏の量産#4.m4a[AAC]

こちらはMIDIデータをソフトウェア音源で鳴らしたもの。4度上を積んだコードを多用した、硬い緊張感のある曲です。

夏の量産#5

2025年7月5日公開。

夏の量産#5.m4a[AAC]

アコースティックギター2トラック。メロディはボトルネック奏法です。唐辛子の瓶をスライドバーの代わりに使いました。高音域がかなりキンキンするので、かなりきつめにローパスフィルターをかけましたけれど、これでもまだうるさいかも。

夏の量産#6

2025年7月6日公開。

夏の量産#6.m4a[AAC]

クラシックギターによるソロ演奏です。諸事情により1音下げチューニング(以降の作品も同様)で、カポタストは5フレット。リズムをとる音は足で鳴らしたもの。

夏の量産#7

2025年7月7日公開。

夏の量産#7.m4a[AAC]

MIDIデータとソフトウェア音源による作品。なんでもない日常のBGMっぽいピアノ曲です。

夏の量産#8

2025年7月8日公開。

夏の量産#8.m4a[AAC]

8といえば8ビット、ということでファミコン音源。MMLを書いてppmckで鳴らしました。この音源のみモノラルです。

夏の量産#9

2025年7月9日公開。

夏の量産#9.m4a[AAC]

メロディのない音楽にも取り組まねば、ということで、空き缶、ポリタンク、新聞紙、椅子、風鈴を使った、カーニバル的な演奏です。

夏の量産#10

2025年7月10日公開。

夏の量産#10.m4a[AAC]

10日目ということで10穴ハーモニカ登場。クラシックギターによる暗めの伴奏に、かぼそいハーモニカの演奏を乗せました。

夏の量産#11

2025年7月11日公開。

夏の量産#11.m4a[AAC]

フリーのループ音源素材をスピーカーから2トラックぶん同時に再生させておいて、アコースティックギターで伴奏パートとメロディパートを録音したものです。

夏の量産#12

2025年7月12日公開。

夏の量産#12.m4a[AAC]

アコースティックギターの3トラック。メロディパートはずっとオクターブ奏法で、4弦開放をBに下げて、2弦を中指、4弦をサムピックで鳴らしました。サムピックはあまり使っていなくて、まだまだ慣れが足りません。

夏の量産#13

2025年7月13日公開。

夏の量産#13.m4a[AAC]

ドラムンベース系のせわしない曲調です。もちろんMIDIデータ打ち込みです。

夏の量産#14

2025年7月14日公開。

夏の量産#14.m4a[AAC]

MIDIデータで伴奏部分をつくり、そこにアコースティックギターの伴奏とメロディパートを重ねました。サブドミナントマイナーのコードを活かした、さわやかで穏やかな雰囲気です。

夏の量産#15

2025年7月15日公開。

夏の量産#15.m4a[AAC]

アコースティックギター、エレキギター、10穴ハーモニカを演奏しました。エレキとハーモニカの掛け合いになっています。こんな短いフレーズでもエレキをこのテンポで弾き切るのにはかなりてこずりました。何日も練習すればなんとかなるかもしれませんけれど、作曲しながら録音しているわけだから、そうもいきません。

夏の量産#16

2025年7月16日公開。

夏の量産#16.m4a[AAC]

クラシックギターのソロ演奏。1音下げからさらに5弦と1弦を1音下げた変則チューニングで、カポタストは4フレット。フリーテンポで気の赴くままにアルペジオを鳴らした感じです。シリーズで最長の1分超え。30秒から40秒台が目安のシリーズなのですけれど、起承転結を意識すると、何度弾いても1分が切れなかったので、じゃあこれでいいや、と。

夏の量産#17

2025年7月17日公開。

夏の量産#17.m4a[AAC]

MIDIデータによる伴奏、アコースティックギター3トラック、そろばん。アコギのトラックのひとつはエフェクトで歪ませてすこしエレキっぽくしています。そろばんも2トラックぶん、ギロふうに玉をこすったのと、マラカスふうに上下に振ったのと。

夏の量産#18

2025年7月18日公開。

夏の量産#18.m4a[AAC]

MIDIデータとソフトウェア音源によるピアノ曲。途中で全音階になったりもして、ちょっと浮遊感があります。

夏の量産#19

2025年7月19日公開。

夏の量産#19.m4a[AAC]

エレキギターの歪ませた音を前面に出した、メロコア系の曲調です。パワーコード中心の伴奏を左右で鳴らし、1オクターブ下が付加されるエフェクトでメロディを弾きました。ベースやドラムはMIDIデータ打ち込み。

夏の量産#20

2025年7月20日公開。

夏の量産#20.m4a[AAC]

こちらもエレキギターを重ねていますけれど、エフェクトでワウワウさせながらリフを鳴らした、ちょっと怪しげな曲。パーカッションは、発泡スチロールの塊を手で叩いたもの。いんちきカホンとでも呼べばいいでしょうか。とくにエフェクトで加工しなくても使える音が録れました。

夏の量産#21

2025年7月21日公開。

夏の量産#21.m4a[AAC]

MIDIデータ打ち込み。ミニマルテクノのつもりですけれど、1分未満に収める為に展開がせわしなくなっています。

夏の量産#22

2025年7月22日公開。

夏の量産#22.m4a[AAC]

これもMIDIデータとソフトウェア音源で。シタールの音色でべっとり暑苦しくなりました。

夏の量産#23

2025年7月23日公開。

夏の量産#23.m4a[AAC]

アコースティックギターの多重録音。奏法を微妙に変えながらメロディパートをたくさん録音し、まとめて重ねて、もこもこしたふくらみをつけました。ブリッジミュートをきかせた伴奏も含めて、合計23トラックのミックス。

夏の量産#24

2025年7月24日公開。

夏の量産#24.m4a[AAC]

クラシックギターの伴奏とアコースティックギターのメロディ弾き。ボサノバのコード進行には定型パターンがいくつかあるから、それに則れば伴奏はなんとかなるのですけれど、粋なメロディをつけるのが難しいものです。

夏の量産#25

2025年7月25日公開。

夏の量産#25.m4a[AAC]

まずアコースティックギターによるコードストロークを、アイフォーン付属のガレージバンドでリズムガイドを鳴らしながら録音し、ハーモニカとアコギ2トラックをさらに重ねました。ガイドでテンポを保ったので、あとからMIDIデータの伴奏をつけ足すことができて、ベースとドラムを打ち込みで追加。いまだにハーモニカはAメジャーキーしか持っていないので、Gメジャーキーのこの曲では〈レ・ミ・シ〉だけを吹いています。

夏の量産#26

2025年7月26日公開。

夏の量産#26.m4a[AAC]

MIDIデータ打ち込みの、ジャズっぽい伴奏に、クリーントーンのエレキギターの爪弾きを乗せました。

夏の量産#27

2025年7月27日公開。

夏の量産#27.m4a[AAC]

エレキギターの伴奏とメロディ、MIDIデータ打ち込みによるドラムとベース。典型的なロックンロール・ジャムセッションです。

夏の量産#28

2025年7月28日公開。

夏の量産#28.m4a[AAC]

アコースティックギターのソロ弾き、だけではちょっと物足りない感じで、なにか蝉の声でも乗せようかなと思った末、1ヶ月くらい前にベランダで録音していた雨の音が似合いそうだったので、それを重ねてみました。

夏の量産#29

2025年7月29日公開。

夏の量産#29.m4a[AAC]

MIDIデータとソフトウェア音源で。MIDIデータ上ではなんの変哲もないコードトラックなのですけれど、びよーん、みょいーん、と鳴ってくれる音色のおかげで、怪しさがぐっとアップしました。

夏の量産#30

2025年7月30日公開。

夏の量産#30.m4a[AAC]

ここでようやくボーカルが登場。トゥー、トゥー、の発音で3声パートを複数回唄った、ひとり多重録音のアカペラです。MIDIデータでガイドをつくり、それを聴きながら唄いました。

夏の量産#31

2025年7月31日公開。

夏の量産#31.m4a[AAC]

アコースティックギターのピック弾きで伴奏とメロディを弾き(メロディパートは2トラックのダブリング)、手拍子を5トラック重ねました。ギターは4拍子のノリで弾いていましたけれど、直感的に手拍子のパターンをチャチャッ、チャチャッ、と3拍子系にしたら、たしかにコードチェンジも3拍子のタイミングになっていたことにあとから気づきました。これをかっこつけていうなら、4拍子と3拍子(またはハチロク)が並走するポリリズム、ということになります。

夏の量産#32

2025年8月1日公開。

夏の量産#32.m4a[AAC]

MIDIデータとソフトウェア音源による作品。もっとガーリーな曲もつくりたいなと思ってMIDIシーケンサー上で作曲したら、フリーゲーム向けのBGM素材で「城_02」とか「王宮_C」とか名づけられていそうな曲調になってしまいました。

夏の量産#33

2025年8月2日公開。

夏の量産#33.m4a[AAC]

スリーフィンガー奏法をするといくらでも曲がつくれる、という妙な自信があるので、これまでなんとなく控えていたのを、33作目でようやく投入。スリーフィンガーの伴奏とメロディはアコースティックギターで。最初のフレーズがハレルヤ、ハレルヤ、みたいだと思いながらメロディを弾いていました。3声のバックコーラスも入れました。パーカッションは、収納ボックスの側面を手で叩きながらペットボトルシェイカーを振っています。収納ボックスは、上手に録音できれば軽いバスドラムの代わりとして使えそう。

夏の量産#34

2025年8月3日公開。

夏の量産#34.m4a[AAC]

エレキギター2トラックと、MIDIデータ打ち込みによるリズム隊と。まずアイフォーンのガレージバンドでリズムガイドを鳴らしながらリフをつくって、そこにコードをあてて、それらにもとづいて打ち込みパートをつくりました。

夏の量産#35

2025年8月4日公開。

夏の量産#35.m4a[AAC]

MIDIデータ打ち込みで、終始スタッカートぎみのメロディやキラキラしたアルペジオを4つ打ちのリズムに乗せた曲です。メロディの隙間の合いの手が、瓶を吹くような音なのがちょっとばかり妙です。

夏の量産#36

2025年8月5日公開。

夏の量産#36.m4a[AAC]

かつて「もみじ」でやったような、水を入れたガラスのコップを使った演奏です。コップだけでなく、低いラの音はラーメンどんぶりを使用。鉛筆で叩きました。こういうことを本気でやるなら、ちゃんとおなじワイングラスを10本くらい買い揃えるべきであって、寄せ集めのコップではせいぜいこんなもので、鳴りがところどころで残念な感じ。わざわざ浴室にコップを並べて録音して、暑いなか何度もやり直して汗だくになりました。

夏の量産#37

2025年8月6日公開。

夏の量産#37.m4a[AAC]

4拍子と3拍子がころころ入れ替わる、めんどくさい曲です。エレキギター、アコースティックギター、MIDIデータ打ち込みによる演奏。

夏の量産#38

2025年8月7日公開。

夏の量産#38.m4a[AAC]

アコースティックギター2トラックとペットボトルシェイカー。コード弾きはスリーフィンガー。メロディもピックではなく爪弾きです。いわゆるクリシェを多用したコード進行。採譜したりメモをとったりしながらの作業ではないので、こういう定番パターンを使うほうが、曲構成を覚える労力も要りません。ただ、そればかりやっていてもだめなので、さっきの「#37」のようなひねったものもつくります。

夏の量産#39

2025年8月8日公開。

夏の量産#39.m4a[AAC]

ソプラノリコーダーが登場。ほかはぜんぶパーカッション。夏祭りの時期ですから、ちゃんちきちゃんちきと鳴らしてみました。収納ボックスやポリタンクを手で叩く音、ラーメンどんぶりなどを箸で叩く音、空き缶を指でコンコン鳴らす音、フォークとナイフをカチンカチンぶつけ合う音がはいっています。

夏の量産#40

2025年8月9日公開。

夏の量産#40.m4a[AAC]

シンセサイザーの手弾きの多重録音。ひととおり録音したものをミックスしてみると、つけ足しで添えるつもりだったトラックだけを鳴らしたほうがすっきりして良いと思えて、本来のメロディパートなどいくつかのトラックをぐっと引っ込めて、音量バランスをがらりと変えた結果が、この音源です。

夏の量産#41

2025年8月10日公開。

夏の量産#41.m4a[AAC]

クラシックギターの伴奏とアコースティックギターのメロディ弾きによる暗めの曲に、風鈴の音を添えたら、なんだかひと雨降りそうな夏の夕暮れ、という風情になったような。風鈴は、タイミングが合うように下のひもをそっと揺らして鳴らしました。なかなかコントロールの難しい楽器です。

夏の量産#42

2025年8月11日公開。

夏の量産#42.m4a[AAC]

リズムガイドを流しながら、アコースティックギターのコード弾きとメロディを録音して、それに合わせてMIDIデータを加えました。コード弾きのトラックは、ふつうに使ってもおもしろくなかったので、思い切った加工をしました。後半で、妖怪が餅でも食べているようなぐにゃぐにゃした音がそれです。

夏の量産#43

2025年8月12日公開。

夏の量産#43.m4a[AAC]

アコースティックギターで7トラックぶん、高さだけ変えて、おなじメカニカルな音型を重ねています。さらに、アコギのカッティング、カスタネット、手拍子、収納ボックスを拳で叩いた音を添えています。

夏の量産#44

2025年8月13日公開。

夏の量産#44.m4a[AAC]

MIDIデータ打ち込みとソフトウェア音源で。ホラー・サスペンス映画なんかのBGMってこんな感じでしょうか。でたらめに聞こえるかもしれないピアノのメロディは、12音音階を使っています。ドからシまでの12種類の高さをシャッフルして順に並べて、全部使いきったらまたシャッフルして順に、というふうなつくりです(一部に例外もあります)

夏の量産#45

2025年8月14日公開。

夏の量産#45.m4a[AAC]

まず収納ボックスを叩いてリズムトラックを録って、それにあわせてアコースティックギターのスリーフィンガーと、クラシックギターのメロディを乗せました。

夏の量産#46

2025年8月15日公開。

夏の量産#46.m4a[AAC]

MIDIデータをつくってから、それにあわせてアコースティックギターの伴奏とメロディを録音し、そのメロディパートを補強する形でさらにMIDIデータのほうも直して仕上げました。

夏の量産#47

2025年8月16日公開。

夏の量産#47.m4a[AAC]

ケルト音楽ふうです。半分のテンポでアルトリコーダーをまず録音しました。それを2倍に早回しして、アコースティックギターでコードをつけました。パーカッションはまたもや収納ボックスです。で、このテンポだったら半分のテンポにしなくても普通に吹けるわ、という気がしてきたので、おなじフレーズを等速でなぞりました。早回しのほうは1オクターブ上がっているのでホイッスルっぽい感じに聞こえます。

夏の量産#48

2025年8月17日公開。

夏の量産#48.m4a[AAC]

シンセサイザーの手弾きの多重録音。クリック音もなにもなしに、ベース、コード、メロディ、と順に重ねていったせいもあって、かなりリズムがよれよれです。生成AIでは代用できない音楽を求める観点でいえば、むしろそのよれよれ具合が作者の実在感のあらわれです。曲調自体は、へんなタイミングで唐突に転調するところも含めて既聴感ありありなのを狙いました。

夏の量産#49

2025年8月18日公開。

夏の量産#49.m4a[AAC]

MIDIデータ打ち込みとソフトウェア音源による作品です。「#7」や「#18」のようにピアノがメインで、さらに今回はドラムやパーカッションも加えました。テンションノート多めでジャズっぽい響きです。

夏の量産#50

2025年8月19日公開。

夏の量産#50.m4a[AAC]

シリーズの締めなのでちょっとばかりちからがはいっています。パッと明るい感じにしました。メロディとコードをきっちりつくってから、エレキギター、アコースティックギター、ペットボトルシェイカーを録音し、最後にボーカルを入れました。スキャットなんですけれど、考えてみるとこれまであまり「シャラララ」とはスキャットしたことがありませんでした。ちょっと照れがはいっているかも。「パパパヤ」などは平気なんですけれど。エレキのテーマ部分は1オクターブ上を重ねています。

曲のあらまし

2025年7月1日から、ミスキー系のソーシャルメディア「おとすきー」に投稿した作品群です。

一種のチャレンジで、以下のルールと姿勢で取り組みました。

「ジャンルは気にしない」ので、それぞれの曲の統一感はまったく考えていません。きょうはこういうのをやってみようかな、という思いつきから始めています。ただ、前日とおなじタイプの曲にはしないようにしていました。べつに「夏」にこだわった連作ではないですけれど、ときどき夏らしさを意識もしました。

模倣や縮小再生産の域を出ないことを気にせずにどんどんつくりました。絵描きのひとが毎日1枚デッサンの練習をするようなものでしょうか。

その日につくってその日に公開していたわけではなく、余裕をもって、ほとんどは前日のうちに着手していました。

うまくいけば3時間足らずで仕上がるのですけれど、なかなかそうもいかず、半日以上を費やしてしまうことも多々ありました。

考えるひまのない状況に追い込んだ狙いは大きくふたつあります。ミックスのときに些末なところにこだわって時間を浪費して、結局あまり成果が出なかったりする、そういう傾向があるから、パパッと仕上げても問題ないという感覚と自信を得ること、これがひとつ。もうひとつは、スケジュール管理のスキルを上げるトレーニングとして。でも、もっと優先すべき用件を後回しにするくらいにこっちに注力してしまったので、時間管理の面では進歩しませんでしたし、些末なところにこだわってしまうときも相変わらずありました。

50作、こうしてまとめてみると、自分がすんなりつくれるタイプの曲の見本市のようでもあるし、自分の限界をあらわにしてしまっているような感もなきにしもあらずです。

これらをもとに、構想をふくらませて別の曲に成長させることもあると思います。


いつも、曲全体のラウドネス値(人間の耳で感じられる音量の大きさを数値化したもの)に関して、-15.0LUFSを上限の目安にしています。これら50曲の音源も、-15.0LUFSから-16.7LUFSの範囲になっていて、やや小さいのが「#2」の-17.0LUFS、「#36」の-18.0LUFSです。ラウドネス値の近い音源はそれぞれ、聴感上の音量がおなじくらいです。ということを踏まえてそれぞれを聴きくらべてみるのも、DTMをやっているひとにはおもしろいかもしれません。わたしには、「#19」や「#27」のような、歪ませだエレキギターの音がべったり鳴り続ける音源(いずれも-15.0LUFS)が相対的にやや小さく聞こえます。


「#7」「#18」「#8」のメドレーをマビノギMMLに仕立てて演奏したことがあります。いまのところ、そのMML作品の掲載予定はありません。

作品データ

通し番号の異なるそれぞれの曲は、互いに独立しています。1曲につき1ページ、という楽曲紹介ページの原則から外れているので、便宜的に、「夏の量産」シリーズについてのデータとして記載しました。

曲名表記
夏の量産
曲名かな書き
なつの りょうさん
作曲
シラベル
発表日
2025年7月1日

初出の各投稿へのリンクをいちいち張るかわりに、プロフィールページへのリンクだけ載せます。2025年7月から8月の投稿がほとんどそれです。ただし、このページの内容以上の情報はとくに書いていません。