あすなろ

シラベル作詞・作曲「あすなろ」の紹介ページです。

MML

マビノギ用MMLとその演奏音源を公開しています。

5人合奏です。

5人合奏

MMLの最終更新日
2016年12月17日
演奏音源

冒頭の調律部分を含みます。

あすなろ_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約5分40秒
並び順
左から、マンドリン・シャリュモー・フルート・ホイッスル・ピアノ。
現仕様との適合性
(調査予定)
楽譜

サウンドクラウド投稿版

MusicQ改変前、2016年3月28日時点のものです。

当サイト内にも、サウンドクラウド全曲入りプレイリストを置いています。

説明

フルートはおもにメロディを担当していますけれど、シャリュモーやホイッスルとも絡んで、チャーチオルガンのような響きをつくっています。

2番Aメロのピアノの低音、o1gの連打が数ヶ所あって、ここでプチプチノイズが出ることがありました(以前の仕様で)

近年は、女声が主旋律を受け持つ7人編成で弾くこともあります。そちらはいまのところ、演奏会でのみ聴けるバージョンという扱いです。

歌詞

憶えていたより小さな街角  なだらかに伸びる坂の並木道  鐘の[]が時を告げて  あの日々へ連れ戻す  あすなろの空  遥か遠い空  見上げて背伸び  いまもこの胸に  春は仕舞えない  もしもが多すぎて  ちぎれ雲 逃げたまぼろし  ペダルを踏まずに坂道まかせに  恐れを知らずに放課後が走る  風に揺れ踊る若葉  すきまから瞬いた  あすなろの空  ただ憧れた  未来のかけら  愚かだとしても  責めることもない  闇に囚われた日々でさえ  見れば木洩れ陽  いまもこの胸に  春が芽吹くなら  静かな歩幅で  もう一度辿る 坂道  風に揺れ踊る若葉  ひとかけの青空

曲のあらまし

「あすなろ」というタイトルで曲が書きたい、というのが、まずありました。最初のアイデアをボツにしたりした末、こういう曲にたどり着きました。

Bメロで2小節だけDメジャーに転調するところの、光が満ちるような感じがとくに好き。ここは後奏への伏線にもなっています。こういう曲が書けたのは僥倖でありました。

作詞に取り組んだのは、作曲から数年後、2019年3月のことでした。大事な曲だし、へたに歌詞をつけると曲が壊れそうなので、なかなか踏ん切りがつかなかったのでした。わたしが通っていた高校は、丘陵地帯にあって、「なだらかに続く坂の並木道」が通学路でした。むなしく費やした3年間の高校生活には、数えるくらいの思い出しかありません。後悔とは呼びません。でも、青春を置き忘れてきたような、あるいは持て余したままのような、そういう感傷を、記憶のなかの「坂の並木道」に重ねてみたりもするのです。

作品データ

曲名表記
あすなろ
曲名かな書き
あすなろ
作詞
シラベル
作曲
シラベル
発表日
2016年3月26日