掲載しているMMLについて

「コリモセーズ/シラベル のウェブサイト」で掲載しているほとんどのMMLは、オンラインRPG『マビノギ』用のMMLです。このページでは、楽曲紹介ページの「MML」の節についての凡例的な説明をします。

MMLや、その演奏音源の御利用にあたってのルールは、利用規約に書いております。

マビノギMMLや演奏システムについての説明記事は、マビノギMMLガイドのページからたどってください。

楽曲紹介ページの読みかたも、併せて御確認いただければと思います。

当サイトに載せているMMLは、いまのところほとんど、2023年1月の、64bitクライアントアップデートより前につくったものです。影響の程度は作品ごとにさまざまで、意図通りの演奏ができなくなった作品もかなりあります。くわしくは、マビノギのアップデートによるMML演奏への影響のページを参照してください。

「MML」の節の項目について

おなじ曲に複数のバージョンがある場合は、それぞれに見出しを立てています。何人合奏か、あるいは独奏(ソロ演奏)かを見出しに記しています。区別の必要があれば、「リュート独奏」「フルート独奏」というふうにしています。マイナーチェンジにとどまる旧版は、その項のなかに小見出しを立てて載せています。楽器編成が違うなど、そこそこの違いがあるなら、別バージョンとして分けています。ただ、微妙な例もあって、はっきりと区別して扱っているわけではありません。

「何年何月何日版」という記載は、MMLが完成した日付を表わします。

MMLに関するデータや演奏音源は、リストにまとめています。MMLを書いた経緯や解説などは、「説明」の項にまとめています。

MMLのソースは、TXTファイルで置いています。リスト内にそれぞれのTXTファイルへのリンクがあります。MMLを素早くコピーする為のボタンも用意しました。

2023年5月までは、「演奏音源」「説明」「MML置き場」の項を立てていました。MMLを表示させる為の枠とボタンもありました。サイトを改修して、文書構造をすこしシンプルにしました。「演奏音源」と「MML置き場」とで分けずに、バージョンごとにまとめる形式にしました。もうすこし直すかもしれません。

以下、リストの説明です。

演奏音源
ゲーム内でMMLを演奏したときの音が聴けます。マビノギMML演奏音源の録音から公開までのページに、音源に関するくわしい記事があります。
演奏時間
演奏スキル(アクション)の開始から、(全員の)終了までの時間です。5秒きざみの、おおよその値で記載しています。例:「約4分25秒」
並び順

演奏会などで弾くときの、合奏メンバーの位置取りの目安です。正面(のアングル)で聴いた場合に、左右の音の定位が、作者の意図したものに近くなるような配置を示しています。「左から、A・B・C。」とあれば、「客席から見て左から、横並びで、A・B・Cの順」の意です。4人以上の合奏は、PNG画像で図示もしています。画像は「お絵描きチャット」機能で表示できます。

2023年1月の64bit対応アップデート以降は、左右の音の定位が以前と違う振る舞いになっているので、指定のとおりに並んでも、作者の意図したものになりません。今後、あたらしい機能が追加されるかもしれないし、この項目は当面残します。

現仕様との適合性

2023年4月のアップデート以降のいまの環境で、そのMMLを弾くと正しく再生されない場合に、簡潔な注記を入れています。いまの仕様に沿っているものは「対応済み」や「問題なし」と書いています。(現仕様を踏まえた修正を加えたもの、または新作なら「対応済み」、昔のMMLのままで支障がほぼない場合には「問題なし」。……まだ、どう記すかカチッと決めているわけではありません。)

悲しいことですけれど、「対応済み」「問題なし」以外のMMLの演奏は勧められません。なお、「対応済み」ではないMMLが「曲の末尾で音がぶつ切りになる」のは、多かれ少なかれ共通しているので、とくにひどく目立つ場合のみ注釈を入れる方針です。また、さっきも記した左右の音の定位など、対応しようがない部分もあるから、あくまでも、そういった点に眼をつぶった上での「問題なし」という意味になります。

いまだに多くのページで「(調査予定)」となっています。折を見て、すこしずつ確認してそのつど反映させていますけれど、今後また仕様が変わるかもしれず、作業を投げ出すかもしれません。

備考・注記

「幻想のコーラス」を用いるなど、すこし特殊な奏法をする場合は、それについて簡単な説明をしています。

「調律」(演奏の成否判定用に冒頭に置いている音符)を含まない譜面がある場合、「要チューナー」「調律なし」などと注意書きをしています。必要に応じて、チューナーの装備などをした上で演奏してください。また、調律音が少なめ(30音未満)であったり、イントロなど楽曲本篇のなかに調律を含めている場合も、その旨を記しています。「無音調律」というのは、成功時には調律音が鳴らず、失敗時のみポロポロポロンと音が出て、判別できるようにしているものです。調律については、「マビノギMMLの調律」のページも参照してください。

ほか、省略可能な楽譜、交換用の楽譜などについても、この項目に書いています。

楽譜

ゲーム内でそのまま使えるMMLテキストへのリンクを楽器名で示したリストです。文字数なども付記しています。楽譜リストの順序にとくに意味はありません。だいたいは、主旋律担当を一番上、打楽器類を下のほうに載せています。

閲覧環境でスクリプトが無効・未対応でなければ、ページが読み込まれた後、リストの各項目に選択ボタン、リストのあとに「MMLをコピー」ボタンが現れます。「MMLをコピー」ボタンを押すと、選択されている項目のMML(リンク先のTXTファイルの中身)がクリップボードにコピーされます。もしボタンが表示されないなら、ページを再読み込みしてみてください。

64bit改変後の現在の仕様に合わせた新しいバージョンを載せている場合もあります。全パートつくりなおした場合もあれば、特定のパートのみ差し替えられるようにしたものもあります。載せかたが曲によってばらばらで定まっていません。「MMLをコピー」ボタンが旧版と別々になっているなど、すこし不便なところもあるから、そのうち整理できればと思います。

以前は、「吟遊詩人掲示板」に投稿済みかどうかも記していました。64bit対応アップデート(によって演奏が再現できなくなったこと)を受けて、投稿していた全作品を削除したので、その項目もなくしました。

掲載しているマビノギMMLの使いかた

当サイト(や、そのほかのサイト)に載っているマビノギMMLを、マビノギのゲーム内で利用するときの手順を、くわしく記します。

  1. (前提として)プレイヤーキャラクターの作曲スキルを(可能な限り)上げておく。
  2. MMLの内容(「MML@」で始まり「;」で終わる無改行の文字列)をコピーする。
  3. マビノギのゲーム内で作曲スキルを使って、ウィンドウを出し、「クリップボードから読み込む」ボタンを押す。すると、エディタ部分のそれぞれのパートにMMLが書き込まれる。「歌パート除外」にチェックを入れると、歌パートに入力ができなくなるかわりに、ほかの3パートの文字数上限が増える。三角マークの再生ボタンを押せば、任意の楽器の音色で試聴もできる。また、タイトルの欄にも、適当な文字を手入力しておく。「コード非公開」にチェックを入れておくと、つくった楽譜スクロールにMMLの内容が表示されない。他人のMMLを使うならチェックを入れるほうがいい。
  4. 「作曲する」ボタンを押して、手持ちの楽譜スクロール、または無料楽譜スクロールを選択すると、それにMMLが書き込まれる。
  5. 合奏曲の場合は、複数本のMMLを使うので、そのぶんだけ、手順2から手順4までを繰り返す。
  6. 指定の楽器と楽譜スクロールを装備して、演奏や合奏をする。
作曲スキル使用時のウィンドウ © NEXON Korea Corporation and NEXON Co., Ltd.

吟遊詩人掲示板に投稿済のMMLなら、いくつか手順をはしょれます。吟遊詩人掲示板をひらいて曲名で検索し、「筆写」ボタンを押せばOKです。このとき、リストを末端のページまでめくってから「検索」してください。めくらないと、直近の100本ぶんからしか検索されません。

「歌パート除外」をオンにしたとき、メロディ・和音1・和音2に加算される上限文字数は、それぞれ、歌パートの文字数の3分の1です。つまり、作曲ランク1なら、それぞれが400文字増えて、〈1600・1200・900〉文字まで入力できるようになります。逆に、歌パートの文字数だけを拡張することはできません。

そのほかの留意事項

作譜に必要な作曲ランクについては、記載を省いています。1ランクを前提にした作品がほとんどです(「歌パート除外」をオンにすれば、作曲ランク2以下でも利用できる場合があります)。

「歌パート除外」で入力する必要があれば、その旨を付記しました。現時点で載せているのは、ほとんどが「歌パート除外」機能実装より昔につくったMMLですし、説明の内容の一部(文字数制限に関する泣き言)も、現在は当てはまらなくなっています。


TXTファイルで置いているMMLソースは、基本的に、日本のマビノギのゲーム内での使用を想定しています。(演奏に関する仕様に違いがなければ、日本以外のマビノギでも演奏できます。)

マビノギ向けMML作成ソフトでMMLを鑑賞するなどの場合は、ゲーム内での演奏音とソフトで再生するときの出音とが著しく異なることがあるという点に御留意ください。また、編集などがうまく動作しないこともあり得ます。

一例として、(バージョン1.0.42よりも)古いバージョンの「MabiIcco」で、MMLインポートをした場合に、再生はできても音符の編集ができないことがありました。これは、いずれかのトラックに「L2やL1などの音長にL64未満の音長を加えた音符・休符」が含まれるときの現象です。当サイトに載せているMMLには、その条件を満たすものがいくつかあります。べつに、MMLソースに特殊なプロテクトをかけているわけではありません。たとえば〈MML@r2.r5r18c;〉というMMLは、冒頭の休符の長さを変えないと編集できません。これは「MabiIcco」のMML生成の仕組みにもとづく仕様でした。……バージョン1.0.42では、その仕組みが改良されましたので、このような問題は起きなくなりました。


上のほうでも触れましたけれど、2023年1月の、64bitクライアントアップデートで、MML演奏の再生の仕組みが変わったので、従来のMMLで演奏すると、以前と音の鳴りかたが違ったり、タイミングがずれたり、最後の音符の音が尻切れになったりして、意図通りに再生されなくなりました。タイミングずれは4月のアップデートで直ったようですけれど、べつの仕様変更がありました。楽曲紹介ページに書いているさまざまな説明は、それらの改変以前での話がほとんどです。説明の加筆修正や修正版MMLの掲載もちょろちょろと手をつけていますけれど、そこまでする意義が見出せずにいます。過去の記録として凍結したほうがいいのではないかと、迷うところもあります。