G-Zero R
シラベル作曲「G-Zero R」の紹介ページです。
MML
マビノギ用MMLとその演奏音源を公開しています。
女声幻想のコーラスつきで、オルゴールを用いる特殊な6人合奏です。
幻想コーラスつき6人合奏
- MMLの最終更新日
- 2021年2月20日
- 演奏音源
-
実際の合奏では、冒頭に合図音がはいります。また、演奏結果は毎回変わるので、この音源通りにはなりません。
- 演奏時間
- 約4分55秒(オルゴールを止めるタイミングによって、5分以上になります)
- 並び順
- 前列中央にチューニングフルート。後列左から、オルゴールB・C・A・D・E。
- 備考・注記
- 演奏方法は別項参照。
- 現仕様との適合性
- 少なくとも、オルゴール演奏反復時のずれが以前と違うので、要修正。
- 楽譜
- オルゴールA (文字数:1200・0・0)
- オルゴールB (文字数:90・0・0)
- オルゴールC (文字数:80・0・0)
- オルゴールD (文字数:93・0・0)
- オルゴールE (文字数:74・0・0)
- 女声幻想 + 合図音(ウクレレなど) (文字数:24・0・0・1134)
- チューニングフルート (文字数:5996・3904・2398)要チューナー、ザブキエルの楽譜集(5)使用
- チューニングフルート:分割1本目 (文字数:1200・800・500)
- チューニングフルート:分割2本目 (文字数:1200・800・500)
- チューニングフルート:分割3本目 (文字数:1200・800・500)
- チューニングフルート:分割4本目 (文字数:1200・800・500)
- チューニングフルート:分割5本目 (文字数:1196・657・418)
説明
オルゴールを5台使い、しかも幻想のコーラスまで重ねる、特殊な合奏です。
手順は以下の通り。なお、チューニングフルート担当者を便宜的に「リーダー」と書いていますけれど、リーダーは誰でもよく、合奏パーティをつくらなくても演奏はできます。
- リーダーが、任意の楽器(ウクレレが無難)と幻想のコーラスの譜面を持ち、合図音を鳴らす。
- オルゴール5名が、それに合わせて演奏を始める。
- リーダーが、オルゴールAの合図音に合わせて女声幻想のコーラスを発動。
- リーダーが、楽器と楽譜を持ち替え、同じく合図音に合わせてチューニングフルートを演奏。
- チューニングフルートの演奏が終わったら、適当なタイミングでオルゴールの演奏を終える。
オルゴールで合奏アクションは使えないので、すべて手動合わせとなります。合図用のMMLも載せていますけれど、合図になるならどんなものでもかまいません。また、オルゴールのそれぞれの演奏開始が多少ずれても問題ありません。
オルゴールAはフル尺ではいっていて、ベースパートを担当し、曲構成上の変化を添えます。いわば屋台骨のような存在です。ほかのB・C・D・Eは2小節の内容になっています。
オルゴールは、演奏が(見た目の上で)途切れることなく反復できます。ところが、反復時にすこし空白が生まれ、その長さが毎回異なります。この空白が厄介だなと以前は思っていたのです。今回いろいろ摸索してみたら、テンポ128の場合は平均してL6の長さの間が空くようでしたので、2小節よりL6ぶんだけ短くしておき、テンポ128のメトロノームとともに10分くらい鳴らしたら、周回遅れは起きず、前後にずれつつもペースは保てました。――この、平均ペースが保てるという点を発見して、それなら使えそうだと考えて曲づくりにつなげたわけでした。
リーダーは、オルゴールAの合図音(チ、チチチチチチチチと鳴らしているE6の音)をよく聴いてタイミングをとり、幻想のコーラスを重ねます。そのあとすぐ、おなじ合図に合わせて、チューニングフルートを重ねます。ザブキエルの楽譜集では幻想のコーラスが鳴らせないので、このように分けて鳴らすしかありませんでした。
オルゴールは誤操作で演奏を止めてしまいがちなので注意です。オルゴールA以外は、途中で止めてしまっても、そのまま復帰すればほぼ問題ありません。
チューニングフルートの演奏モーションが終わったら、オルゴール5名は、適当なタイミングでオルゴールを降りて演奏を止めます。止めるタイミングがほどよくばらけるほうがいい感じになります。
ループ時の、前後のずれ幅については、まだよくわからないところがあり、通信回線、プレイ環境次第ではそんなにずれなくなるのかもしれません。自分で2キャラで鳴らしたらずれるのに、本番の合奏ではわりと揃って聞こえることが多いのです。
曲のあらまし
エコーをつけた短い音が反復されるなかを、ぼんやりした音がゆるやかに泳いでいく、ミニマルでアンビエントな曲です。ゼロG(無重力)的な浮遊感があります。2021年1月作曲。
別項で書いたように、マビノギの「オルゴール」という楽器の「演奏の反復時にタイミングが前後する」という仕様から組み立てた曲です。クラブ系音楽のように、1小節、2小節程度のループを用意しておき、ほかの(おなじテンポの)演奏に重ねる、という発想に近いものです。おなじフレーズを繰り返すMMLを書くことはたやすいですけれど、1フレーズのみを書いた「部品のような」MMLを使って長い演奏をする、というのは、マビノギMMLの仕様からいえば、かなり斬新なはず。
この実験性は「G-Zero」という曲と通底するので、その続篇と位置づけたタイトルをつけました。オルゴールで演奏するとき、円形の台がゆっくり回るから、回転という語意をもつ「Round」や「Revolution」の頭をとって「R」を付しました。「Return」のRでもあります。まあ、「G-Zero Revolution」とかいうタイトルはさすがにちょっとあれだなー、と思ってごまかしたわけでした。
作品データ
- 曲名表記
- G-Zero R
- 曲名かな書き
- じー ぜろ あーる
- 作曲
- シラベル
- 発表日
- 2021年1月23日
関連リンク
- ほかの楽曲紹介ページ(ランダムリスト)