カエルよ 海へ往け

シラベル作詞・作曲「カエルよ 海へ往け」の紹介ページです。

MML

演奏音源

マビノギMMLの演奏音源です。

8人合奏

現在のバージョンです。冒頭の調律部分を含みます。2019年6月7日版。

カエルよ 海へ往け_MabiMML.m4a[AAC]

サウンドクラウド投稿版

MusicQ改変前、2016年7月29日時点のものです。6人合奏。

当サイト内にも、サウンドクラウド全曲入りプレイリストを置いています。

7人合奏

「17-7-15Live」は、2017年7月16日に公開した音源です。その前日の15日のマビの演奏会で弾いているときに録った音をそのままmp3にしたものです。このページで載せている7人合奏のMMLを用いた演奏です。

カエルよ海へ往け_17-7-15Live.mp3[MP3]

説明

毎年のようにバージョンが変わっていった曲のひとつ。2014年7月の初演時は5人合奏でした。サウンドクラウドに投稿した版は、2016年時点のもので、当初より1音半下げています。女声の音域が高すぎると考えたからです。

MusicQ改変後の大太鼓は、アタック感が乏しくなって低音がぼてぼてするばかりになってしまいました。そのままではもっさりしすぎるので、リュートを足すことでアタックを補強したのが2017年です。それで演奏会で弾いてみたところ、聴いているひとに「もうちょっと尖った感じに」「高低をクッキリさせる」ほうがいいといわれました。演奏会で弾いてダメ出しをもらうということはまずないことでしたし、「これはこういう曲だから別にいいの」と内心思いもしたのですけれど、いわれてみるとたしかに「こういう曲だから」というのは自分のなかの納得でしかない、ということで、低音域に寄りすぎていたアンサンブルを見直し、2018年の版ではシンバルを足してシャリシャリ感を加え、下げていたキーをもとに戻しました。ありがたい批評でした。

わたしのMML歴では最初のハードロック曲で、安直な大太鼓の用い方はそのころの名残ともいえます。近年実装されたドラムに差し替える予定はありません。


2022年に、女声を1オクターブ下げて合奏してみました(もちろん初めて思いついたわけではなく、合わないだろうと判断した上でこれまで弾いてきたのですけれど、曲をつくってから何年も経って、ふと唐突に、もしかしてこっちでもよかったのでは、と思い直して試してみるということは、たまにあるものです)。高音域に比べて、1オクターブ下は余裕のある発声であるぶん、懸命さ、必死さが薄れてしまうような印象です。全体のバランスも、もこもこしておとなしくなってしまいます。女声入りのほかの合奏作品と並べて聴くならば、1オクターブ下げてあるほうが、音域に統一感があって自然に思えます。――1オクターブ下げてからキーを2音か3音くらい上げたらどう、といわれそうですけれど、エレキの発音音域などの都合があって移調が難しいのです。改めてキー合わせするのは、宅録音源をつくるときになるでしょう。

MML置き場

マビノギ用MMLをtxtファイルで公開しています。楽器名の書かれたボタンを押すと、下に枠が出て、ファイルの内容がそのなかに表示されます。リスト内のリンクからもtxtファイルにアクセスできます。

8人合奏

演奏時間
約4分20秒
吟遊詩人掲示板
投稿済
並び順
前列左端にエレキギターA。前列中央に女声。前列右端にエレキギターB。後列左から、小太鼓・リュート・ウクレレ・大太鼓・シンバル。
楽譜

7人合奏

2017年7月15日版(1音半下げバージョンの最終版)。あくまでも、記録の意味で載せています。並び順は割愛します。

演奏時間
約4分20秒
吟遊詩人掲示板
未投稿
楽譜

歌詞

カエルの鼓膜を風がふるわせて  沖の彼方の限りなさを告げた  帰るかわからぬ暗い古井戸へ  置き棄ててゆく顔なじみ  吸盤の跡  思えば静まりかえる夜更けが好きで  いやけがさしはじめてたあの湿りけの中  ただ闇に鳴いていた  まだ何も始まらぬ  この先も ぬかるみの村では  カエルはあれから川べりを跳ねて  沖の彼方の限りなさを夢に  逢えるかわからぬまだ見ぬ片割れ  鳴き声届け 濡らせたい  求愛の雨  こんなに激しく皮膚が息をしている  しゃにむにとび跳ね続け 風の導くまま  ただ水がわがままに  空だけに見守られ 揺れていた  むせかえる海原  ケロケロ カエルは声をふるわせる  ケラケラ[わら]うヤドカリは 帰れよ  消えるか越えるか 波の向こうまで  喜ぶだれか ひとりでもいい いるのならば  帰るまい

曲のあらまし

「井の中の蛙大海を知らず」ということわざがあります。この歌の主人公のカエルは無謀にも海へ旅立ちます。タイトルの漢字は「行」ではなくて「往」にしています。「往」のほうが、行ったきりで戻らない、というニュアンスが濃いように思います。

安全な場所から巣立ち、冷たい荒波にもまれる、という自立の物語でもあるし、自分が必要とされる、輝ける場所がどこか遠くにあるんだ、という切なる望みに突き動かされる話でもあるかもしれません。

2014年6月下旬に作詞作曲。歌詞が仕上がったのは12月。

作品データ

曲名表記
カエルよ 海へ往け
曲名かな書き
かえるよ うみへ ゆけ
作詞
シラベル
作曲
シラベル
発表日
2014年7月4日