木の芽どき
シラベル作詞・作曲「木の芽どき」の紹介ページです。
宅録・DTM
歌入り音源
動画
2022年4月17日公開。
説明
歌入り音源、これで9曲目です。
アコースティックギターの爪弾き、ボーカル、ペットボトルシェイカー、という構成の演奏です。3月末から4月前半の期間に、録音や試作をしました。最近の数作と同様に、ICレコーダーのマイクで録音。それぞれ1テイクのみを切り貼りなしでミックス。
最後のほうで、マイクから離れて「はーるよー」と唄っている箇所のみ、ほかの2テイクも重ねて、響きをぼかしました。
動画では、題字を入れる都合上、冒頭に2秒の無音をつけ足しています。
MML
マビノギ用MMLとその演奏音源を公開しています。
6人合奏です。
6人合奏
- MMLの最終更新日
- 2022年4月10日
- 演奏音源
-
冒頭の調律部分を含みます。
- 演奏時間
- 約3分35秒
- 並び順
- 左端にリュートA・B。前列中央にフルート。右端にロンカドーラ。後列左から、マンドリン・チューニングフルート。
- 備考・注記
- ロンカドーラは要チューナー。
- 現仕様との適合性
- (調査予定)
- 楽譜
説明
リュート2本とマンドリンをセットにして、アコースティックギターの爪弾きを表現しています。リュートだけだとぺちゃっとした音になるし、マンドリンだけだとパリパリしすぎる、ということで、おもに低音弦でマンドリンの音を重ねるという策をとりました。そういうわけで合奏の際は、リュート2本はぴたりと寄り添って、マンドリンもなるべく近い位置で鳴らす必要があります。
チューニングフルートで、リュートのアルペジオの最高音をなぞって強調するとともに、音がふわっと拡がる感じを出そうとしました。
ややおとなしい伴奏の音量。これより上げようとすると、リュートAのv9がv10になるぶん字数が足りなくなるし、フルートとのバランスを考慮するとこのくらいがほどよいともいえるので、無理して大きくしないでおきました。
歌詞
木の芽どき 街は午後の陽に照らされて あたらしい歌をハミングしているような ふと立ち止まり 周りを確かめてみる 春よ ここはどこ 置いてかないで ひとりだけ歩行者でだれもかれも自転車 青信号待たずに先さき行く背を 励ませばいい さなぎを脱いで蝶は翔ぶ つぼみはいつかほころぶ そうだといいね 木の芽どき 無口なままでいられなくて おしゃべりでなぐさめて 絵文字だけは笑顔 踏切で見上げる空 架線の切り傷 春よ にじませていて 水彩で塗って 息を吸い息を吐く普段どおりのリズム 守れずにきびきび振る舞えばまた迷子 たけのこみたいにビルが伸びる街で 埒のあかない足取りを憂えてる 春よ さらっておくれ 心の錘を
楽譜
メロディ譜です。
(2022年10月9日更新。タイが1箇所抜けていたのを修正。ほか、レイアウトの調整をしました。)
曲のあらまし
2022年3月作曲。原案が生まれたのは2020年12月で、かんたんなギター演奏を、試作品としてサイトに載せる気で録音してみたのがとっかかり。ただの伴奏の域を出なかったので、そのときは公開せず、試しに歌を即興で乗せてみたら、これはいいぞと手応えがありました。春めいた曲になりそうだったので、そういう季節になったらつくろうと寝かせておいたら、1年以上経ってしまいました。仮録音したまま手をつける機会を逸している作品はいっぱいありますけれど、この曲はいつか仕上げたいとずっと思っていました。
歌詞は即興では組み立てられないから、曲を仕上げるときに書きました。ただ、即興で唄ってみた時点で、メロディと母音(あるいは子音)との結びつきができているから、要所要所では、それを踏襲しようとしました。それを無視してしまうと、印象も唄い心地も変わってしまいます。できあがった歌詞は、単語としてはほとんどもとの名残をとどめていませんけれど、たとえば「春よ」のところなんかは、即興のときのままです。
最後の部分(楽譜でいうと、リハーサルマークが「G」のところ)は、曲を仕上げる際に、ちょっとこのままだとこぢんまりするから、展開を加えて大きくしたい、と思ってつけ足しました。ほかはほとんど即興の案から変えず、メロディをすこし整えた程度です。
作品データ
- 曲名表記
- 木の芽どき
- 曲名かな書き
- このめ どき
- 作詞
- シラベル
- 作曲
- シラベル
- 発表日
- 2022年3月26日
関連リンク
- ほかの楽曲紹介ページ(ランダムリスト)