きゅうりの酢の物

シラベル作詞・作曲「きゅうりの酢の物」の紹介ページです。

宅録・DTM

動画

2021年8月5日公開。

「きゅうりの酢の物」コリモセーズ/シラベル (2021-08-05) - YouTube(外部リンク)

説明

歌入り音源の3作目です。

ボーカル以外のパート(エレキギター、ベース、ドラム)はすべて、フリーのサウンドフォントでMIDIデータを鳴らして賄いました。音色選びに時間がかかりました。似合う音を吟味する、という以前に、安心して使えるサウンドフォントなのかどうかの裏付けをとるのがいちいち骨折り。ライセンスや出どころの不明なものがかなり多いのです。(このへんのことは別途、機会があれば書きます。)

アレンジとしては、別項のマビノギMMLに基づいています。空間系エフェクトを部分的に強調させているのがポイントなのですけれど、たぶん「ダブ」と呼ぶには薄味というか、隠し味どまりというか。もっとしつこくエコー効果を伸ばしたりすればそれらしくなったかもしれません。あまりそういう小細工にモチベーションが向かなかったという面もあります。

7月26日の歌入れから本格的に制作に着手し、1週間くらいで音源が仕上がりました。それから動画づくり(とくに作画)で2日くらいつぶれました。まだまだのろいですけれど、歌入り音源1作目の制作期間は、この比ではなかったですからねえ……。

MML

演奏音源

マビノギMMLの演奏音源です。

11人合奏

冒頭の調律部分を含みます。2021年7月15日版。

きゅうりの酢の物_MabiMML.m4a[AAC]

説明

ベース担当のリュート以外は、部分的にエコー効果をつけています。ドラムについて説明すると、おもにスネアに対して、10tick(およそ付点64分音符の長さ)後、20tick後、付点8分音符後、付点4分音符後に、小さな音を連ねています。前者ふたつは、残響の用語でいうと、初期反射音を模したものです。これで、すこし音に拡がりが出ます。そのパートをミュートして聴き比べて違いがようやくわかる程度の、ささやかなものです。音量を上げると、タタンッ、と連打しているように聞こえます。これらの小さな音の音量を随所で慎重に加減して、人工的な変化をつけています。このようなわけで、ドラムが3台も必要になりました。

エレキの、キャキャッ、という音は、v1の同音を重ねる(連打する)ことによって、減衰音を切って、アタック部分だけ鳴らして表現しています。副作用としてプチプチノイズが出ます。

MML置き場

マビノギ用MMLをtxtファイルで公開しています。楽器名の書かれたボタンを押すと、下に枠が出て、ファイルの内容がそのなかに表示されます。リスト内のリンクからもtxtファイルにアクセスできます。

11人合奏

演奏時間
約5分15秒
吟遊詩人掲示板
投稿済
並び順
前列左端に、マンドリンA・B。前列中央に女声A・B。前列右端にエレキギターA・B。後列左から、ドラムB・ドラムA・リュート・ドラムC・シンバル。
備考・注記
マンドリンA、シンバル、ドラムAは要チューナー。
楽譜

歌詞

きゅうりの酢の物を  きゅうりの酢の物を  食べた たこもはいってた  きゅうりの酢の物を  きゅうりの酢の物を  食べた じゃこもはいってた  噛む音が骨までこだまする  眼をつぶり飲み干す三杯酢  くたびれたからだが張りを取りもどす  きゅうりの酢の物を  きゅうりの酢の物を  食べた わかめもたっぷり  きゅうりの酢の物を  きゅうりの酢の物を  食べた わさびもちょっぴり  息を吸い吐いてるだけの日々  よく似てる 輪切りの切りくちに  もくもくと小鉢のなかをからにする  きゅうりの酢の物を  きゅうりの酢の物を  食べた たこもはいってた  噛む音が骨までこだまする  眼をつぶり飲み干す三杯酢  くたびれたからだが張りを取りもどす  くたびれたからだが張りを取りもどす

楽譜

メロディ譜です。2021年8月5日掲載。

「きゅうりの酢の物」の楽譜・1ページ目
「きゅうりの酢の物」の楽譜・2ページ目
「きゅうりの酢の物」の楽譜・3ページ目

曲のあらまし

2020年11月作曲。見よう見まねのレゲエ。音を抜いたりエコーを強くかけたりするのは、ダブという手法です。レゲエのつもりでつくったのはこれが2曲目で(初作は「デシリットルのうた」、当サイト未掲載)、ダブには初めて取り組みました。ダブは、いってみればスクラップ・アンド・ビルド、完成形を崩すアプローチといえます。早い話がリミックスとおなじことですので、べつにダブでなければこの曲が成立しないわけではありません。でも、ダブっぽい装飾を加えるという前提で、曲の骨格を簡素に、スカスカにした面があったかもしれません。隙間が多いほうが、のびのびといじれるというか、変化の波を打たせる余地が増えるので。

レゲエの場合、その根っこにある思想性と、自分の言葉遣いとの間で、どうバランスをとるか、折り合いをつけるかが、作詞の上での悩みとなります。レゲエに疎いからといって、表層的ななんちゃってレゲエみたいなものをつくるのもいやだし、そのあたりは慎重に考えました。愛とか平等とか、大きなテーマをストレートに投げかけて説教するよりも、身近な、個々の物事に焦点を絞って描くことで普遍性に至りたい、という志向が近年強くなっていますから、今回もそれを押し通し、暮らしの一断片を淡々と見つめるだけの歌詞をつけました。けだるい歌ではあるのですけれど、ピースフルで前向きなレゲエ・マナーは、ぎりぎり守ったつもりです。

作品データ

曲名表記
きゅうりの酢の物
曲名かな書き
きゅうりの すの もの
作詞
シラベル
作曲
シラベル
発表日
2020年11月28日