つぼみ

シラベル作詞・作曲「つぼみ」の紹介ページです。

MML

マビノギ用MMLとその演奏音源を公開しています。

10人合奏

2019年2月17日版の10人合奏。

演奏音源

冒頭の調律部分を含みます。

つぼみ_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約5分55秒
並び順
前列左端にチューニングホイッスル。前列中央くっついて、女声とウクレレ。前列右端にマンドリン。中列左から、リュートAとリュートB・小太鼓・シンバル・リラ。後列中央にリュートC。
現仕様との適合性
(調査予定)
楽譜

サウンドクラウド投稿版

演奏内容は同じです。

当サイト内にも、サウンドクラウド全曲入りプレイリストを置いています。

説明

ザブキエルの楽譜集をウクレレに利用。ベースは同音連打が多いので、楽器によっては休符を挟まないとノイズが目立ちます。8分音符でひたすら刻むベースを16分音符・休符で表現。この場合いろいろ削らないと楽譜1本に収まらないことが大半ですけれど、ここでは楽譜集で3倍の字数を入れることで、かなり余裕に。イントロなどのフレーズはウクレレとリラのユニゾン。平成初期の、鍵盤楽器・打ち込み主体のJポップでよく聞くような音を狙いました。

リュートA・Bもそれぞれ8分音符1音を延々と鳴らします。リラはウクレレとのユニゾンおよび、リュートABとセットで3和音になる形。リュートCはバスドラム。チューニングホイッスルはシンセパッド。小太鼓と弱めのシンバルを同時に鳴らすことで、リバーブのきいたスネアの感じを出そうとしました。ハイハットの表現は、ウクレレでこっそり味付け的に鳴らしている音もありますし、リュートABとリラによる8分音符の刻みのアタック音で補えています。必要と考えて最後に加えたのはマンドリンパートで、ギターのアルペジオ役。DTMならば、さらにストリングスを乗せたりコーラスをつけたりもできそう。でも、10人で成立していると判断しました。

MMLの最終調整をし、完成版の音源作成もほぼ終わったところで、もしかして音量が大きいか、と気づいて、ウクレレベースの音量をv10に下げようかと検討しましたけれど、v10にするとだいぶほっそりした音になり、感じが変わってしまうので、悩んだ末にv11のままにしました。

女声パートのみ、後奏途中でスキル使用が終わります。

歌詞

ざわめく心を手懐けるすべもなく  ゆくえの知れない生活に囚われて  気づけば明日を失くし  昨日をなぞるばかり  ただ 若さに甘え  つぼみだけつけて  縁や運に望みを託してたけど  何も起きずに何者でもないまま  咲きもしないで散りもしないで  誰かの足跡 小径[こみち]すら埋め尽くす  舞台に立つには遅すぎていまさらで  ためらう すくむ勇気  何をやろうというの  でも 胸にとどめた情熱がさわぐ  どんなふうにできるかわからないけど  つぼみのままで終わるのはいやなんだ  明日が今日より生きづらくても  闇への下り坂を夢をかかえ走る  いま 空にかすかな輝きが[とも]る  手の届かない憧れを支えにして  [かげ]る時代も夢で生き延びてゆく  ひとと比べて気に病まないで  いつかつぼみがほころぶ日まで

曲のあらまし

「夢は終わらない」(専門学校のCMソング)のような曲が作りたくて書いたものです。あるいは「夢をあきらめないで」「夢を信じて」といった曲も思い浮かぶ曲調でしょうか。ただし、歌詞はいわゆる応援ソングではありません。

日々、少しずつなにか作業を進めていっているつもりでも、就寝時になるとたびたび胸に去来する焦燥感やおびえ。こんな調子でこの先どうなるのか、もはやタイムリミットがすぎてしまったのではないか、始める前に終わってしまっているのではないか。――これがいま自分が書くべきテーマだと思って、なるべく平易な言葉で、現代の閉塞感も踏まえつつ、歌詞に刻印してみました。でも、あまり苦味のある言葉ばかりだとポップスとして付き合いにくい曲になってしまうので、バランスをとるのがなかなか難しいのです。

これといって派手な転調もなく、ほぼ4の倍数の小節数で各セクションが構成されている点も含め、(シラベルにしては)正統派というかベタな歌といえます。でも、ベタといっても最近の感じではなく、わりと昔のタイプ、つまり平成初期、90年代のミドル・オブ・ザ・ロードな感じ。

2018年7月に書きかけて、11月に作詞作曲。

作品データ

曲名表記
つぼみ
曲名かな書き
つぼみ
作詞
シラベル
作曲
シラベル
発表日
2018年11月24日