TTP45☆うたっておどろう・なつかしの童謡メドレー
「TTP45☆うたっておどろう・なつかしの童謡メドレー」と題した、マビノギMML編曲作品の紹介ページです。
MML
マビノギ用MMLとその演奏音源を公開しています。
12人合奏です。
12人合奏
- MMLの最終更新日
- 2023年10月20日
- 演奏音源
-
冒頭の調律部分を含みます。
- 演奏時間
- 約9分15秒
- 現仕様との適合性
- 対応済み
- 楽譜
- 女声A (文字数:0・0・0・1133)
- 女声B (文字数:0・0・0・1200)
- 女声C (文字数:0・0・0・1200)
- 女声D (文字数:0・0・0・1198)
- マンドリンA (文字数:1141・937・498)※歌パート除外で入力
- マンドリンB (文字数:1585・1084・896)※歌パート除外で入力
- マンドリンC (文字数:982・795・485)
- シャリュモー (文字数:1315・1126・695)※歌パート除外で入力
- ハープ (文字数:1525・823・501)※歌パート除外で入力
- ドラムA (文字数:1248・1107・874)※歌パート除外で入力
- ドラムB (文字数:1597・1084・575)※歌パート除外で入力
- フルート (文字数:3846・3157・2630)ザブキエルの楽譜集(3)使用
- フルート:分割1本目 (文字数:1600・1200・900)※歌パート除外で入力
- フルート:分割2本目 (文字数:1550・1200・900)※歌パート除外で入力
- フルート:分割3本目 (文字数:696・757・830)※歌パート除外で入力
メドレー収録曲のリスト
メドレーに含まれる曲それぞれの〈演奏音源での開始時間、曲名、作者や出自〉を順番に記しています。
- 0:03 - TTP45のテーマ(作曲:シラベル)
- 0:39 - おおブレネリ(スイス民謡 "O Vreneli")
- 0:52 - 雪(文部省唱歌・作者不詳)
- 1:10 - きらきら星(フランス民謡 "Ah! Vous Dirai-je, maman")
- 1:25 - 一週間(ロシア民謡 "НЕДЕЛЬКА")
- 1:42 - 肩たたき(作詞:西條八十 作曲:中山晋平)
- 2:22 - 証城寺の狸囃子(作詞:野口雨情 作曲:中山晋平)
- 2:38 - かもめの水兵さん(作詞:武内俊子 作曲:河村光陽)
- 2:54 - 雀の学校(作詞:清水かつら 作曲:弘田龍太郎)
- 3:26 - 鳩(文部省唱歌・作者不詳)
- 3:38 - クラリネットをこわしちゃった(フランス民謡 "J'ai Perdu Le Do De Ma Clarinette")
- 4:14 - 蝶々(ドイツ民謡 "Hänschen klein")
- 4:30 - 花(作詞:武島羽衣 作曲:瀧廉太郎)
- 5:02 - 線路は続くよどこまでも(アメリカ民謡 "I've Been Working on the Railroad")
- 5:34 - ずいずいずっころばし(わらべうた)
- 5:45 - シャボン玉(作詞:野口雨情 作曲:中山晋平)
- 6:09 - 大きな栗の木の下で(イギリス民謡 "Under the Spreading Chestnut Tree")
- 6:21 - 靴が鳴る(作詞:清水かつら 作曲:弘田龍太郎)
- 6:53 - 兎のダンス(作詞:野口雨情 作曲:中山晋平)
- 7:09 - どんぐりころころ(作詞:青木存義 作曲:梁田貞)
- 7:29 - かごめかごめ/ほたるこい(わらべうた)
- 7:53 - ともだち讃歌(アメリカ民謡 "Battle Hymn of the Republic")
- 8:31 - TTP45のテーマ
説明
わたしのMML作品のなかで最長の演奏時間です。2020年の1月に制作、初演。
まず選曲と、曲の出自を確認することに時間を費やしました。曲順の構成がほぼ整った時点では、ずっとおなじドラムパターンの上にメロディとベースを乗せていただけ。そこからコーラスアレンジや多少の飾りをつけていきました。当時は14人合奏でした。
2023年10月に、64bit改変後の仕様にも合わせつつ、さまざまな調整をして、完成版としました。「歌パート除外」で文字数制限がゆるくなったぶん、ドラムとマンドリンを1人ずつ削減して、12人編成となりました。
4本も女声を使います。なにしろ長いので取っかえ引っかえ手分けしています。4声で同時にハモっている箇所はありません。
ダンス音楽ですから、ドラムは若干おおきめのバランスにしています。ドラムAのバスドラムは、v15とv9の音量で重ねて鳴らしています。
ドラムBのサイドスティックは、ハンドクラップ(手拍子)の表現です。5tickずらしてひたすら2度打ちしているのですけれど、実際にゲーム内で弾くと、その2音のずれが一定でなく、21ミリ秒と32ミリ秒を行ったり来たりします。もし4tickずらすと、ほとんどが21ミリ秒のずれになり、6tick(64分音符の長さ)だと32ミリ秒のずれになるようです。なお、これはテンポ120に限っての話です。昔どうだったか不明ですけれど、現在の仕様は、このように1tick単位の処理が正確ではありません。21ミリ秒と32ミリ秒、これは無視できない違いです。サイドスティックの音に注意を向けて演奏音源を聴くと、「カカッ」と2音連なっているのが認識できたり、ほとんど固まって聞こえたりします。なんだか悩ましいところですけれど、ここでは「単純なベタ打ちでもゆらぎが出せる」とプラスに捉えることにしました。あまりタイミングが正確なハンドクラップはハンドクラップらしくないですから。
「かごめかごめ」と「ほたるこい」を同時進行させているところを除いて、主旋律はフルートが担当します。本当のところ、アレンジうんぬんよりも、フルートでいかにチャーミングに唄わせられるか、というところが一番の肝だと思います。ハネるリズム、いわゆるピョンコ節をどのように表現するか(3連符できっちりリズムをとるか、付点のリズムにやや寄せるか、均等なリズムにやや寄せるか)、注意を払いました。もちろんディスコアレンジなので、ハネないリズムをあえて採用した場合もあります(たとえば「雪」)。あるいは、伴奏がハネていなくてもメロディをわずかにハネぎみにした場合もあります(たとえば「肩たたき」)。
2020年の時点では、「線路は続くよどこまでも」に続いて、「てるてる坊主」とフィリピン民謡の「田植歌」を入れていました。「田植歌」は、どうもほかの収録曲にくらべて知名度が落ちるようなので、さんざん迷った末、やむなく削りました。それだけを削ると前後のつながりがうまくないので、「てるてる坊主」も省きました。
(ザブキエルの楽譜集を使う)フルートの分割2本目については、最大の1600・1200・900文字で振り分けると、楽譜スクロールに書き込めなくなってしまいます。おそらくMMLが、(内部的に)データ圧縮しても収まりきらないのでしょう。すこし文字数にゆとりをもたせることで、その症状を回避しています。余裕をみて50文字削ってあります。それでも、楽譜に魔法効果がついた場合、文字数ぎりぎりまで入れた「タイトル」の末尾が数文字ぶん欠けます。ぎりぎりまで入れなければとくに問題は起きません。
曲のあらまし
1980年代の前半、ディスコのリズムに乗せて有名曲のメドレーをやるのが人気を博したようです。その代表格に《スターズ・オン45》という企画ものがあって、今作はその亜流、真似ごとの真似ごと、みたいなものです。童謡を題材に採り、テーマ曲を頭と末尾に置いてサンドイッチにしています。
メドレーに含まれている曲の一覧は、MMLの節のほうにあります。
若干ださい感じの、寄せ集め盤みたいなタイトルをわざとつけました。TTPというのは、「てってい・てきに・パブリックドメイン」の略です。民謡、または作曲者の著作権がすでに切れている古い曲を対象に選曲しました(歌詞のほうはパブリックドメインでない歌も含まれています)。その上で、TPP(環太平洋経済連携協定)を想起させるようなネーミングにしているのは、もちろん皮肉のつもりです。それに「TTP45」と書くと、アイドルグループの名前みたいで笑えます。発想の連鎖がうまく決まると血が騒ぐものです。これはぜひつくらねば、と。
童謡には、外国の民謡も多数あります。そういった歌をならべて世界を巡るようなコンセプトを最初は構想していましたけれど、知名度や親しみやすさから、どうしても欧米圏に出自をもつ歌に偏った選曲にせざるを得ませんでした。それで、地域的な多様性は気にせずに、おおらかで楽しい童謡をてんこ盛りにすることを優先することにしました。
日本の童謡は、わらべうたの類と、おもに大正時代につくられた童謡を中心に取り上げています。
一貫してディスコ系のワンパターンなリズムが続くなかで、それぞれの曲にあわせたアレンジをするのが、おもしろく勉強にもなりました。ときにストレートに、ときに意外な角度から光を当ててみました。
作品データ
- 曲名表記
- TTP45☆うたっておどろう・なつかしの童謡メドレー
- 曲名かな書き
- てぃーてぃーぴー ふぉーてぃふぁいぶ うたって おどろう なつかしの どうよう めどれー
- 作曲
- (多数)
- 編曲の発表日
- 2020年1月25日
関連リンク
- メドレー収録曲
- ほかの楽曲紹介ページ(ランダムリスト)