その他のパブリックドメイン楽曲のMML置き場

当サイトでは、原則として1曲の紹介に1ページを充てています。

ただ、1ページぶん充てるほどのこともない作品もいろいろございます。このページでは、編曲ではなく「翻訳」にとどまるようなマビノギMMLをまとめて載せています。主に独奏用です。

もみじ」「かえるの合唱」は、単独の楽曲紹介ページに移しました。ほかの曲も、のちに、改めて個別ページを用意することがあるかもしれません。

MMLについては、掲載しているMMLについてのページも参照してください。

みどりのそよ風

春の原っぱで遊ぶ子らの風景を描いた、のどかな童謡です。作曲は、草川信(1893-1948)。作詞は、清水かつら(1898-1951)。

幻想コーラス合唱

2018年5月24日版の幻想コーラス2重唱。

演奏音源

冒頭の合図音を含みます。

みどりのそよ風_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約2分45秒
備考・注記
女性キャラで、幻想のコーラスを2本重ねて演奏します。別項参照。
現仕様との適合性
(調査予定)
楽譜

説明

作曲者による二部合唱の譜面を忠実になぞったものです。ただし5番はすこし変化を加えました。これを「編曲」として個別に載せるのは気が引けるので、このページでサラッと紹介します。

このMML作品は、合奏準備などの待ち時間を埋めるBGMとしてつくったものですので、じっくり聴き込むのには向かない、単純な構成になっています。

演奏方法を簡単に記します。女性キャラで、マイク以外の任意の楽器と「女声幻想1」の楽譜を持って、幻想のコーラスを鳴らします。そのあとすぐさま、アンコールスキルでクールタイムを解除します(または別キャラ、演奏パートナーを用います)。「女声幻想2」の楽譜を持ち、「あ、あ、あ、あ」の4拍の合図音を目安に、次の拍ぴったりに、幻想のコーラスを重ねます。おなじ手法を用いた「さざめきの静寂」「始まりはいつも草原」の説明も参考にしてください。

載せている演奏音源では、2本とも中央定位で音を出していますけれど、別々の位置で鳴らしてステレオ感をつけるのもおすすめです。

ちなみに、文部省唱歌「もみじ」も、おなじく幻想のコーラス2本のみのMMLをつくりました。

作品データ

曲名表記
みどりのそよ風
曲名かな書き
みどりの そよかぜ
作詞
清水かつら
作曲
草川信
編曲の発表日
2017年3月25日

パイナップル・ラグ

アメリカのスコット・ジョプリン(Scott Joplin, 1868-1917)が書いた、ラグタイムの曲です。

独奏

2017年5月12日版のピアノソロ。

演奏音源
パイナップル・ラグ_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約1分50秒
備考・注記
調律なし
現仕様との適合性
(調査予定)
楽譜
  • ピアノ (文字数:1194・800・499)※調律なし

説明

文字数の都合もあって、途中の、曲調が変わるところでフェードアウトする形にしています。

作品データ

曲名表記
パイナップル・ラグ
曲名かな書き
ぱいなっぷる らぐ
作曲
スコット・ジョプリン
編曲の発表日
2015年11月14日

ビゼー:アルルの女・第2組曲 メヌエット

フランスの作曲家、ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet, 1838-1875)の「アルルの女 第2組曲」より「メヌエット」です。この作者の代表曲はやはり「カルメン」ですけれど、この曲もよく知られています。

独奏

2019年8月14日版のリラ独奏。

演奏音源
アルルの女-第2組曲-メヌエット_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約3分35秒
備考・注記
調律なし
現仕様との適合性
(調査予定)
楽譜
  • リラ (文字数:1200・800・500)※調律なし

説明

合奏準備中のつなぎBGMなどに使えるよう、リラのソロ演奏で弾けるものを、という考えがあったので、(フルートを入れた2人合奏などにして)完成度を上げることより、1本に収めることを優先。ベタ打ちすれすれのところで人間味が出せるかという勝負でした。おおかた、原曲に忠実な形にしていますけれど、途中、曲調が変わる部分の伴奏を裏打ちリズムにして、繰り返しをカットしました。

音量が小さいのは、つなぎBGM向けにつくったからというのもありますけれど、リラそのものがこのくらいの音量でせいいっぱいだからです。メロディは基本v12、フォルテのところでv14、伴奏はv8中心、というふうに入れています。ハープで弾いてみてもいいでしょう。

作品データ

曲名表記
アルルの女・第2組曲 メヌエット
曲名かな書き
あるるの おんな だい に くみきょく めぬえっと
作曲
ジョルジュ・ビゼー
編曲の発表日
2019年8月17日

ショパン:前奏曲第11番 ロ長調

ポーランドの作曲家、フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin, 1810-1849)の書いた前奏曲のひとつです。

独奏

2016年12月22日版のピアノソロ。

演奏音源
前奏曲第11番ロ長調_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約45秒
備考・注記
イントロで調律兼用
現仕様との適合性
問題なし
楽譜
  • ピアノ (文字数:924・467・268)

説明

MusicQ改変前のピアノは、音符の末端以降(ノートオフ後)の減衰がもうすこし長かったので、もうちょっとなめらかな響きで鳴らせていました。改変後のいまは、ちょっとパリパリした音に聞こえてしまいます。

作品データ

曲名表記
前奏曲第11番 ロ長調
曲名かな書き
ぜんそうきょく だい じゅういち ばん ろ ちょうちょう
作曲
フレデリック・ショパン
編曲の発表日
2014年11月29日

ショパン:前奏曲第7番 イ長調

これもおなじく、ショパンの書いた前奏曲のひとつです。日本では胃腸薬のCM曲として有名になってしまいました。

独奏

2018年12月7日版のピアノソロ。

演奏音源
前奏曲第7番イ長調_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約50秒
備考・注記
イントロで調律兼用。作曲ランクBで筆写可能。
現仕様との適合性
問題なし
楽譜
  • ピアノ (文字数:636・266・138)

作品データ

曲名表記
前奏曲第7番 イ長調
曲名かな書き
ぜんそうきょく だい なな ばん い ちょうちょう
作曲
フレデリック・ショパン
編曲の発表日
2018年12月22日

ショパン:前奏曲第1番 ハ長調

こちらも、ショパンの前奏曲集から。その冒頭を飾る「ハ長調」です。

独奏

2021年11月22日版のピアノソロ。

演奏音源

冒頭の無音調律部分はカットしています。

前奏曲第1番ハ長調_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約40秒
備考・注記
無音調律
現仕様との適合性
調律が無音にならない。調律音が曲の開始まで伸びるわけではないので、とくに害はありません。
楽譜
  • ピアノ (文字数:836・465・399)

説明

3連符の、似た音形が繰り返されるなか、ところどころ、右手だけが5連符になる箇所があります。この割り切れない〈崩し〉をどのように弾くかは、ピアニストによってさまざまのようです。いくつかの演奏を参照してみた上で、自分なりのさじ加減でゆらぎをつけました。うまくいっているかどうか。ちょっと淡白に聞こえるかもしれません。

テンポ指定を多用しています。3音縛りで、ペダルの表現まではできないので、音がパリパリするのはしかたありません。ハープで弾けば、その点は緩和されます。

作品データ

曲名表記
前奏曲第1番 ハ長調
曲名かな書き
ぜんそうきょく だい いち ばん は ちょうちょう
作曲
フレデリック・ショパン
編曲の発表日
2021年11月27日

バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 プレリュード

J.S.バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)の書いた「無伴奏チェロ組曲」第3番のなかから「プレリュード」です。チェロの独奏曲ですけれど、たとえばギター用にアレンジをほどこして演奏されたりもするようです。ここに載せているMMLも、クラシックギターの演奏っぽく書こうとしたものです。

独奏

2016年4月8日版のリュートソロ。

演奏音源

冒頭の調律部分を含みます。

無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調-プレリュード_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約3分35秒
現仕様との適合性
問題なし
楽譜

説明

リラを、音量を小さくして1オクターブ下げた譜面を用いて一緒に弾くと、すこし音につやが出るので、そうやって演奏会で弾いたこともあります。

作品データ

曲名表記
無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 プレリュード
曲名かな書き
むばんそう ちぇろ くみきょく だい さん ばん は ちょうちょう ぷれりゅーど
作曲
ヨハン・セバスティアン・バッハ
編曲の発表日
2016年4月9日

グリーグ:アニトラの踊り

ノルウェーの作曲家エドバルド・グリーグ(Edvard Grieg, 1843-1907)の「ペール=ギュント」第1組曲より「アニトラの踊り」です。

2人合奏

2022年7月25日版の2人合奏。

演奏音源
アニトラの踊り_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約3分45秒
備考・注記
要チューナー
現仕様との適合性
(調査予定)
楽譜
  • リラ (文字数:1200・800・498)※要チューナー
  • ハープ (文字数:1200・800・500)※要チューナー

説明

BGM用途の2人合奏。ピアノソロ用の楽譜をもとにしてMMLを書きました。忠実に移植したものではありません。スタッカートの表現については、あきらめた箇所がかなりあります。マビノギのリラやハープの場合、64分音符の長さで発音しても、8分音符の場合との違いがそれほどはっきり出ません。テンポのゆらぎももうちょっとつけたかったところですけれど、文字数をどうにかやりくりしても、これでせいいっぱい。

ピアノで連弾するなら、リラの譜面の音量指定を2くらい下げるとよいでしょう。ピアノなら、スタッカートが多少それっぽく鳴らせます。

作品データ

曲名表記
アニトラの踊り
曲名かな書き
あにとらの おどり
作曲
エドバルド・グリーグ
編曲の発表日
2022年4月28日

ベートーベン:歓喜の歌

ルードウィッヒ・バン・ベートーベン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827)の「交響曲第9番ニ短調」第4楽章の一部分です。「歓喜の歌」とか「歓びの歌」とかの名前でよく知られ、年の暮れの音楽業界における重要曲のひとつになぜかなっていて、クラシックに疎くても、この箇所のメロディを大合唱するシーンはおなじみだと思います。MMLも、そういう文脈を意識して、クリスマス演奏会で使おうかと思ってこしらえたのでした。昔なら「なにが第九じゃ」と悪態をついていたところですけれど、すこし円くなったかな。(定番だからという理由でますます定番化させてしまうことに無自覚なのはよくないと考えるので。ただ、音楽は「思い出」につよく作用するものだから、聴き手としても届ける側としても、「お決まりの取り合わせ」を杓子定規に排することはできません。)

独奏

2022年12月9日版のチューニングチェロのソロ。

演奏音源
歓喜の歌_MabiMML.m4a[AAC]
演奏時間
約2分35秒
備考・注記
調律なし
現仕様との適合性
問題なし
楽譜

説明

チェロ独奏仕立て。後半は分散和音で鳴らすアレンジ。とくに前半の単音弾きは、一聴するとかなり単純なわりに、MMLの中身はごちゃごちゃしています。チューニングチェロの音色のクセに合わせ、強めに鳴るG1の音高の音量は抑えています。引っかかるようなアタックが耳につくF♯1の音は、あまり音量を下げてもおかしいことになるし、タイミングの微調整もほどほどにしました。ふつうのチェロでもいちおう弾けることは弾けますけれど、音量のピークが全体的に遅れぎみになるのが気になります。

作品データ

曲名表記
歓喜の歌
曲名かな書き
かんきの うた
作曲
ルードウィッヒ・バン・ベートーベン
編曲の発表日
2022年12月10日

(曲名は、「交響曲第9番ニ短調作品125・第4楽章より、歓喜の歌」などのように紹介するほうが、通りがいいと思います。)